記事
エフピーを海外旅行に持って行っちゃダメ?
公開. 投稿者:服薬指導/薬歴/検査.この記事は約1分4秒で読めます.
737 ビュー. カテゴリ:海外渡航先への医薬品の携帯による持ち込み・持ち出し
エフピーのような覚醒剤原料は、覚醒剤取締法第13条の「何人も、覚醒剤を輸入し、又は輸出してはならない。」によって、海外旅行には持っていけないものだと思っていた。
しかし令和2年4月の覚醒剤取締法改正に伴い、自己の疾病の治療目的で携帯して出入国することが可能になった。
覚醒剤取締法第30条の6のただし書き「ただし、本邦に入国する者が、厚生労働大臣の許可を受けて、自己の疾病の治療の目的で携帯して医薬品である覚醒剤原料を輸入する場合は、この限りでない。」「ただし、本邦から出国する者が、厚生労働大臣の許可を受けて、自己の疾病の治療の目的で携帯して医薬品である覚醒剤原料を輸出する場合は、この限りでない。」の部分ですね。
「この薬海外旅行に持っていけますか?」という相談を受けたことがないが、国内法だけでなく渡航先の国の法律も絡んでくるので、航空会社に確認を取ってもらうのがベストだろう。アメリカなどは州によっても法律が異なる。
海外旅行に持っていく際には、必要な手続きがあるので注意する。
海外渡航先への医薬品の携帯による持ち込み・持ち出しの手続きについて|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
知らずに麻薬を持ち込んで死刑になる国とか、あるかも知れない。
錠剤であれば何の薬か判断しやすいが、粉薬だと「怪しいもの?」と疑われ入国審査で時間を取られる可能性もあるので注意する。

勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。

そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、【PR】薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。