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沖縄に花粉症患者はいない?
公開. 更新. 投稿者:花粉症/アレルギー.この記事は約2分37秒で読めます.
1,668 ビュー. カテゴリ:沖縄には花粉症患者がいないって本当?
沖縄の花粉症
沖縄県は花粉を飛ばす植物が少なく、小さな島のために花粉がすぐ海に飛ばされ、花粉の飛散量が本土に比べて少なく、代表的な花粉症であるスギ花粉症やブタクサ花粉症もないとされています。
しかし、ススキやサトウキビなどのイネ科花粉などもあるので、全くいないわけではありません。
スギ以外の花粉症
日本では花粉症といえば春先と思い込んでいる人が多いですが、1人で複数の花粉アレルギーを持つ「多重花粉症」患者が急増しています。
一度何らかの花粉症にかかると体内で他の花粉に反応する抗体ができやすくなり、別の花粉症も発症するおそれがあります。放置すると既存の花粉症が悪化するだけでなく、飛散時期の異なる別の花粉にもアレルギー反応を起こし、症状が長期化します。
現在多いのはヒノキ花粉。スギ花粉症患者の6割以上がヒノキ花粉症も併発しているといわれています。
また、秋ごろに飛散するブタクサやヨモギ、イネ科のカモガヤ、ハルガヤ、チモシーなどの花粉症も多いです。
国内だけでも60種以上の花粉症が存在しています
多重花粉症は口腔アレルギーとリンクしています。
例えばシラカバ花粉症の人は、似た抗原をもつリンゴやモモを食べると口や喉にじんましんが出ます。
ヒノキ花粉症
Q:ヒノキの花粉はいつ飛ぶの?
A:開花時期は四国では3月上旬から5月初旬までで、桜の開花時期と一致します。スギが桜の開花時期に飛散終了することが多いことから、スギに引き続いて飛散する順序となります。
花粉症の症状が長引く人は、ヒノキ花粉症も併発しているかもしれません。
都会には花粉症が多い?
都会の道路は、ほぼ完全にアスファルトで舗装されており、花粉が飛んで来た場合、湿ってデコボコした土ならば、そこに落ちれば再び舞い上がりにくいのですが、アスファルトでは、一度落下した花粉でも風や上昇気流で、また舞い上がります。
排気ガスも花粉症の原因のひとつになります。
大気汚染物質の中でもディーゼル排気中の微粒子は、アジュバント作用があるといわれています。
アジュバント作用というのは、体がある物質(スギ花粉)を外敵だと認めるのを手助けする作用です。
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