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ヒビテンはビグアナイド系?
公開. 更新. 投稿者:糖尿病.この記事は約1分2秒で読めます.
2,701 ビュー. カテゴリ:ビグアナイド系薬
ビグアナイド系薬といえば、メトホルミン。
メトホルミンしか思い浮かばない。
ジベトスという薬もあったような気がするが、いずれにしても糖尿病治療薬としてのビグアナイド系薬しか思い浮かばない。
ということで、メトグルコの禁忌に記載してある「本剤の成分又はビグアナイド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者」については、ジベトスとか他のメトホルミン配合薬(エクメット、イニシンク、メタクトなど)について気をつければいいや、という程度に思っていた。
しかし、ビグアナイド系薬は糖尿病用薬のみならず、他の分野にも存在している。
消毒薬として使用されているヒビテン液(グルコン酸クロルヘキシジン)もビグアナイド系薬である。
成分にクロルヘキシジンを含有している外用薬もいくつかあり、デスパコーワ口腔用クリームやヒアレイン点眼液などがある。
これらに過敏症を起こした患者についても、気をつける必要はあるだろう。
また、マラリア治療薬として用いられているマラロン配合錠(アトバコン/プログアニル塩酸塩)のプログアニルもビグアナイド系薬である。
マラリア治療薬の処方を見ることはほぼ無いでしょうけど、意外なところにビグアナイド系薬は潜んでいる。
薬剤師たるもの、化学構造式にまで注意して過敏症、アレルギーのリスクに注意する必要がある。とはいえ、そこまで連想するのはちょっと難しい。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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