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指の変形はホルモンバランスの異常?
公開. 更新. 投稿者:月経/子宮内膜症.この記事は約2分51秒で読めます.
2,265 ビュー. カテゴリ:女性ホルモンと指の関節痛
手の指の関節が変形している女性は多い。
原因としてまず関節リウマチを疑い、違う場合は手の指の変形性関節症、ヘパーデン結節やブシャール結節を疑う。
これらの指の関節の変形、あるいは、変形までいかなくても関節炎を起こしている患者の原因として、女性ホルモンが挙げられている。
指の関節炎の原因として女性ホルモンがあり、更年期障害の症状の一つという説がある。
エストロゲンは腱や滑膜(関節を包む膜)の腫れを取る抗浮腫作用があり、生理前に体がむくむのもエストロゲンが減るため。閉経して急にエストロゲンが出なくなることで、腱や関節に炎症が起こりやすくなる。
エストロゲンは骨に対する影響(骨粗鬆症)もありますが、関節にも影響がある。このような症状に悩まされている患者が整形外科を通院しても改善しない場合、婦人科を勧めてみるというのも良いかもしれない。
指の変形は関節リウマチ?
手の指の関節が変形して痛み出したら、「関節リウマチ?」と思いますが、そうとは限らないようです。
指の変形性関節症である可能性もある。
関節リウマチと変形性関節症の区別は難しいですが、一般的には症状の出やすい部位が違います。
変形性関節症の場合には手指の第一関節が侵されやすいのに対して、関節リウマチでは第一関節は侵されにくく、第二関節が侵されやすいとされています。しかし両者が合併することもありますので、絶対的なものではありません。
手指の第一関節が変形しているのは、関節リウマチではなく、ヘパーデン結節という変形性関節症である可能性が高いようです。
関節リウマチでは第一関節(DIP関節=distal interphalangeal joint=遠位指節間関節)は侵されにくく、第二関節(PIP関節=proximal interphalangeal joint=近位指節間関節)が侵されやすいという。
手指の第一関節の変形性関節症のことを、ヘバーデン結節という。
第二関節の変形性関節症のことを、ブシャール結節という。
第一関節の変形だけであれば、ヘパーデン結節の可能性が高い。
しかし、関節リウマチでは無いとは言い切れない。経過をみる必要があるので、医師もハッキリとは言えない。
第二関節の変形であれば、関節リウマチかも知れない。
しかし、ブシャール結節かも知れない。
手指の症状だけは関節リウマチと似ているので、その苦痛も似ているも知れない。
しかし、全身の関節に症状が広がることは無いので、関節リウマチよりはマシな病気なのだろう。
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