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エクメットHDよりもLDのほうが高い?
公開. 更新. 投稿者:調剤/調剤過誤.この記事は約1分16秒で読めます.
3,717 ビュー. カテゴリ:薬価の逆転現象
今まで気づかなかったのだが、糖尿病治療薬であるエクアとメトグルコの合剤、高用量のエクメットHDよりも低用量のエクメットLDのほうがわずかに薬価が高いという不思議な現象を発見した。
エクメットHDの薬価:72.3円/錠
エクメットLDの薬価:72.4円/錠
他にもないかしらべてみたところ、
アトーゼット配合錠HDの薬価:171.3円/錠
アトーゼット配合錠LDの薬価:171.8円/錠
ザクラス配合錠HDの薬価:116.8円/錠
ザクラス配合錠LDの薬価:117円/錠
全て合剤だが、単剤でもあるのかも知れない。全て調べてないのでわかりません。知っていたら教えてください。
これらの配合剤でなぜ逆転現象が起こっているかと言うと、そもそも発売されたときからエクメットの薬価はHD、LDともに87.7円/錠と同じ薬価であった。
エクアとエクメットの薬価をほぼ同じに設定して、安いほうでジェネリックもすでに販売されているメトグルコが250㎎だろうが500㎎だろうが、同じとして薬価設定されたため。
アトーゼットもゼチーアの薬価と同程度にしてジェネリックが販売されているアトルバスタチンのほうは無視、ザクラスもアジルバメインでGEのあるアムロジピンは無視という初期設定。
発売時に同じ薬価であったHDとLDの薬価に差が出るのは、どれだけ流通しているかによる。
流通している薬は価格交渉で安くなっていき、あまり使われない薬は高いまま。
それぞれ高用量のHDのほうが使われており、LDよりも安くなっていったということ。
HD→LD LD→HD といった変更はあまり見たことがないので、薬の値段について言われることはあまりないだろうけど、気になる。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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