男性でも高プロラクチン血症になる？

男性の高プロラクチン血症？

男性もプロラクチンって出てるの？

プロラクチンの別名は乳汁分泌ホルモン。
妊娠後期から授乳時に分泌量が高くなり、乳腺に作用して乳汁を出す働きをします。

男性にはあまり関係のないホルモン。
かと、思っていましたが。

プロラクチン（PRL／乳汁分泌ホルモン）が高値を示す高プロラクチン血症の方は、男性は女性ほど多くはありませんが、性欲や性腺機能の低下、勃起障害（ED）、乳房の女性化、乳汁漏出症などを引き起こします。プロラクチンが100ng/mLを超えるような高値を示す場合は、脳下垂体にできるプロラクチン産生下垂体腫瘍（プロラクチノーマ。多くの場合は良性腫瘍）が疑われますのでMRI検査を受けましょう。プロラクチノーマがあると、無精子症になることもあります。ほかにも、向精神薬や特定の胃薬の服用、ストレスなどが原因になります。

ホルモン検査（泌尿器科） – 男性不妊.info 不妊治療・不妊症【子宝ねっと】

男性でもプロラクチン値が高値になる、高プロラクチン血症になることがある。

プロラクチン値の基準値は、成人男性で3.6～16.3ng/ml、成人女性で4.1～28.9ng/mlと、同程度分泌されている。

男性におけるプロラクチンの役割は不明ですが、女性におけるプロラクチンの役割と似たように、父性に関わっていると思われる。
男性においても、パートナーの妊娠、出産に伴ってプロラクチン値が上昇するらしい。
イクメンはプロラクチン値が上昇するらしい。
奥様を女性として見れなくなったイクメンはプロラクチン値が上昇しているせいかも知れない。男性に育児を手伝ってもらうということが、少子化に拍車をかけているのかも知れない。

男性で高プロラクチン血症がわかるケースは少ないですが、不妊治療を目的に産婦人科にかかった場合、男性側の要因として高プロラクチン血症を指摘されるケースもある。
男性でカバサールの週1回処方を見かけたら、不妊治療目的かも知れません。

抗精神病薬を使うと女っぽくなる？

プロラクチンという乳汁分泌ホルモンは脳下垂体から分泌されます。

下垂体は視床下部にコントロールされ、普段はブレーキがかかっていて大量に分泌されないようになっています。

ヒトでは妊娠したことを察知した視床下部がそのブレーキを弛めて分泌を促し、プロラクチンを分泌し、乳汁の産生を促します。

視床下部で下垂体をコントロールし分泌を抑制しているのがドーパミン神経です。

ですから、抗精神病薬によって漏斗下垂体系のドーパミン受容体が遮断されると、プロラクチンの産生が促進されるため高プロラクチン状態になります。

妊娠もしていないのに乳汁が漏れ出たり、無月経になることもあります。

また、男性の場合でも乳房が腫脹して痛みを感じたり、乳汁が漏出したりすることがあります。