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レルベアとフルティフォームの違いは?
公開. 更新. 投稿者:喘息/COPD/喫煙.この記事は約2分46秒で読めます.
4,268 ビュー. カテゴリ:フルティフォームとレルベア
MRが紹介に来ないと、新薬の情報なんてほとんど入ってこないわけで。
アブストラル舌下錠、アゾルガ点眼液、アレジオン点眼液、ウルティブロ、フルティフォーム、レルベア。
気になる薬はいくつかありますが、喘息の治療薬、フルティフォームとレルベアについて調べてみる。
フルティフォームは、フルチカゾンプロピオンエステルとホルモテロールフマル酸塩水和物の合剤。つまり、フルタイドとオーキシスの合剤。
レルベアは、フルチカゾンフランカルボン酸エステルとビランテロールトリフェニル酢酸塩の合剤で、吸入剤で同成分のものは現在ありません。
フルチカゾンフランカルボン酸エステルは点鼻薬のアラミストと同成分。
ステロイド+β2刺激薬
喘息治療に使われるステロイド+β2刺激薬の合剤のラインナップは、
アドエア、シムビコートに加えて、フルティフォーム、レルベアが追加となり、4種類。
喘息の吸入剤は、成分どうこうというよりも、デバイスの使いやすさのほうが重要な気がします。
レルベアとアドエア
レルベアはアドエアと同じグラクソが販売しているので、どのような違いがあるのか。
アドエアはフルタイドやセレベントと同じ、ディスカスというデバイスでしたが、レルベアはエリプタというデバイスらしい。
エリプタの特性|製品情報|レルベア・エリプタ(Relvar・Ellipta)|グラクソ・スミスクライン株式会社(GSK)
図を見ると、ディスカスが2つ入っているような構造のようで。
2種類を混ぜることはできなかったのかな。
アドエアは開封後の期限などとくに定められていなかったと思いますが、レルベアは「包装トレイを開封後は6週間以内に使用してください。」と明記されている。
アドエアが1日2回吸入しなければならないのに比べて、1日1回の使用で済むレルベアは使い勝手が良いのかな。
フルティフォーム
フルティフォームは杏林製薬の吸入剤。
杏林製薬の吸入剤って今まで何かあったかな?
エアゾール製剤なので、競合するのはアドエアエアゾールかな。
成分的にはシムビコートのステロイド成分がフルタイドに変わっただけなので、何ら真新しいものはなく。
杏林製薬がジェネリックに進むのか、新薬開発にもまだ望みを捨てていないのか、どちらに舵をとるのか、両方とも平行してやっていくのか、迷いながら発売する、中途半端な二番煎じ的な薬に思えてなりませんが。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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