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オーグメンチンの期限は1ヶ月?
公開. 更新. 投稿者:抗菌薬/感染症.この記事は約1分23秒で読めます.
12,014 ビュー. カテゴリ:オーグメンチンの吸湿性
オーグメンチンのPTPシートには、「吸湿注意」との記載がある。
これは、クラブラン酸カリウムの吸湿性が極めて高く、吸湿により力価が低下するためである。
同薬のインタビューフォームの「取扱い上の注意等」に関する項目には、貯法・保存条件として「アルミ袋開封後、1ヶ月以内に使用すること」との記載がある。
アルミの袋1つに6錠(2日分)入っています。
4日分とか6日分ならいいけど、3日分とか5日分の処方だと、半端は捨てることになる可能性が高い。
クラブラン酸を含有する製剤として、クラバモックス小児用配合ドライシロップも存在するが、こちらは分包品を使うか、瓶のまま渡すことになるので、基本的に計量することはなく、吸湿による品質低下で廃棄することはない。と思う。
オーグメンチンとパセトシンの併用
オーグメンチンとアモキシシリン(パセトシン、アモリン、サワシリン)が併用処方されることがある。
クラブラン酸カリウム(βラクタマーゼ阻害薬)の用量を抑え、かつアモキシシリン(ペニシリン系薬)を高用量で投与したいという意図があります。
オーグメンチンの成分はアモキシシリン+クラブラン酸カリウムで配合比は2:1、パセトシン・サワシリン・アモリンの成分はアモキシシリン単味製剤なので、「アモキシシリン」が重複しています。
最近の日本呼吸器科学会・成人市中肺炎診療ガイドラインでは、細菌性肺炎の疑い(肺炎球菌性肺炎の疑い)がある場合、推奨処方の1つに、βラクタマーゼ阻害薬配合ペニシリン系薬(アモキシシリン高用量が望ましい(1.5~2.0g/日))があげられています。
オーグメンチンだけで用量を増やすと、クラブラン酸カリウムの副作用である下痢が多く発生します。そこで、オーグメンチンを増量せずに、アモキシシリンを高用量で投与するため、アモキシシリン単味製剤を併用することがあります。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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