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薬疹の確定診断はできるか?
公開. 更新. 投稿者:副作用/薬害.この記事は約1分22秒で読めます.
2,160 ビュー. カテゴリ:薬剤アレルギー
皮膚を用いた検査としては、即時型アレルギー反応の検査としてプリックテスト、皮内テストなどがある。
重篤なアナフィラキシーときたしている場合には、皮内テストを行うにも慎重でなければならない。
非即時型アレルギー反応の検査としては、通常パッチテストが用いられる。
DLST(薬剤によるリンパ球刺激試験)は陽性の場合には参考にしうるが、陰性の場合でも薬物に対する免疫反応がないとはいえない点に注意すべきである。
in vitroでの検査は感度や特異度に問題が多く、最も確実な診断方法は内服による負荷誘発テストである。
疑わしい薬剤をきわめて微量から増量して投与していくが、危険性が伴うことを考慮して行わなければならない。
副作用は皮膚に出る?
皮膚は健康のパラメーターといわれるとおり、薬により健康状態が悪化すると、皮膚の状態が悪くなります。
これがいわゆる薬疹、つまり薬の副作用によりできる発疹です。
重症になると、皮膚がはがれる場合もあります。
薬疹は大きく二つに分類できます。
アレルギー性と中毒性です。
アレルギー性薬疹には、湿疹型、蕁麻疹型、光線過敏症型などがありますが、一般的に紅斑や丘疹を主症状とします。
一方、中毒性薬疹の代表例は、中毒性表皮壊死症〔TEN型薬疹やライエル(Lyell)症候群とも呼ばれる〕と皮膚粘膜眼症候群〔スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)〕とも呼ばれる〕の二つです。
これらは、百万人当たり年間1~6人の割合で発症するといわれている疾患で、発疹、皮膚の剥離、粘膜のただれなどを伴う命にかかわる皮膚の重病です。
原因となる薬剤には、サルファ系抗菌剤、バルビツール酸、フェニトインやカルバマゼピンなどの抗けいれん薬、一部の非ステロイド性解熱鎮痛消炎剤(NSAIDs)、アロプリノールなどがあります。
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