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アンテベート軟膏とマイザー軟膏、どっちが伸びが良い?
公開. 更新. 投稿者:皮膚外用薬/皮膚病.この記事は約1分57秒で読めます.
3,568 ビュー. カテゴリ:降伏値
軟膏の伸びの良さって数値化できるの?
患者に合った塗り薬を選ぶときには、飲み薬とは違った要素も含めて選ぶ必要がある。
臭いやベタつき、使用感といったものだ。
塗りやすさというのは、いわゆる「伸び」、展延性というのだろうか。
のびに関する指標として、「降伏値」というものがあります。
降伏値が大きいほどのびが悪く、塗布量が少なくなる可能性があります。逆に降伏値が小さいほどのびが良い。
商品名 | 降伏値(dyn/cm2) |
---|---|
ネリゾナ軟膏0.1% | 3,445 |
ロコイド軟膏0.1% | 1,434 |
アンテベート軟膏0.05% | 1,129 |
キンダベート軟膏0.05% | 1,129 |
マイザー軟膏0.05% | 604 |
メサデルム軟膏0.1% | 538 |
デルモベート軟膏0.05% | 508 |
リンデロン-VG軟膏0.12% | 480 |
プロペト | 268 |
ヒルドイドソフト軟膏0.3% | 231 |
上記の数値は、マルホのHPに載っていたものです。
インタビューフォームに数値が記載されているものもあるようなので、ご確認を。
降伏値を測る機械としてスプレッドメーターというものがあります。
学生時代に見たような記憶が…
クリームが伸びが良くて、軟膏はべたつきやすいというのは、感覚的にわかりますが、軟膏の中でもけっこう数値に差がある。
皮膚科の門前に勤めている薬剤師さんは、硬い軟膏と軟らかい軟膏を感覚的に知っているかも知れませんが、なかなか「こっちの軟膏のほうが伸びが良いですよ」みたいな服薬指導ができる薬剤師さんは少ないのではないでしょうか。伸びの良いものと悪いもので混合のしやすさにも影響ありそう。硬くて手首が疲れるみたいな。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。