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玄米が更年期障害に効く?
公開. 更新. 投稿者:月経/子宮内膜症.この記事は約1分29秒で読めます.
2,314 ビュー. カテゴリ:ガンマオリザノールと米ぬか
ハイゼットって米ぬかの成分なの?
ハイゼットというあまり処方を見たことの無い、脂質異常症用薬に分類されている薬がある。
成分はガンマ(γ)オリザノール。
γ-オリザノールは米ぬかに含まれている成分です。米ぬかとは、玄米を精米するときに出るお米の種皮や胚の部分の粉のことをいいます。
ハイゼットの効能効果は、
高脂質血症
心身症(更年期障害、過敏性腸症候群)における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ
高脂血症と心身症に効くという珍しい薬。
作用機序としては、コレステロールの消化管吸収抑制作用というのがありますが、精神系に関する作用機序は不明で、なんで効くのかはわからない。
再評価されたら、心身症の効能効果取り消されるんじゃないかという胡散臭さはある。
もちろん日本でしか販売されていない医薬品である。
ビタミン剤やサプリメントでガンマオリザノール配合のものもあるので、興味のある方はそちらを。
植物ステロール製剤
腸管でのコレステロールの吸収を阻害しLDL受容体を介するLDLの処理を促進する。 ソイステロール(ベルコーナ)、γーオリザノール(ハイゼット)などがある。
ビタミンB1と玄米
糖質が体内で代謝されるためにはビタミンB1が必須です。
糖尿病患者の食事では、エネルギー制限を行うことが多いため、肉類も減らすことがよくあります。
したがって、ビタミンB1が不足しやすくなります。
しかし、ビタミンB1を多く含む豚肉は、脂肪の少ない部位を選ぶか、脂肪を取り除くようにして食べればよいでしょう。
また、玄米や分づき米、胚芽米は、白米に比べビタミンB1を多く含んでいるため、主食でこれらに替えるだけでビタミンB1の補給となります。
脂質制限下やタンパク質制限下では必然的に糖質リッチな内容になるため、当然、必要ビタミンB1量が通常よりも増加します。
食事だけで補えない場合は、サプリメントなどで補給することを考えます。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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