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セロリで光線過敏症になる?
公開. 更新. 投稿者:副作用/薬害.この記事は約2分6秒で読めます.
3,132 ビュー. カテゴリ:食べ物で光線過敏症?
尋常性白斑の治療薬でオクソラレンという薬がある。
白斑っていうのは、皮膚の色素が抜けてしまう病気。
オクソラレンは皮膚に色素を沈着しやすくする、つまり日焼けしやすくするような薬。
光線に対する感受性を高める薬です。
そのため、光線過敏症を起こすような薬や食品と併用すると、光感受性が増強され、副作用のリスクが高まります。
併用注意の薬として、
ピリドンカルボン酸系薬剤、テトラサイクリン系薬剤、サルファ剤、タール製剤、チアジド系薬剤、ポルフィリン系薬剤、フェノチアジン系薬剤等
併用注意の食品として、
フロクマリンを含有する食物:セロリ、ライム、ニンジン、パセリ、イチジク、アメリカボウフウ、カラシ等
が挙げられている。
オクソラレンもフロクマリン骨格を有する化合物ですが、同じようにフロクマリンを含有する食物を食べると、色素が沈着しやすくなるというわけです。
女性にとって紫外線は大敵。
しかし、セロリやニンジン・・・体によさそうな食べ物ですが、思わぬ副作用もあります。
ニンジンに含まれるビタミンAはシミに効果もあるので、あまり怖がらなくも良いだろう。
レモンパックは危険?
マルガリータ皮膚炎という病気があります。
実際は、ライムやレモンによる接触性皮膚炎(かぶれ)のことなのですが。
マルガリータはライムやレモンを使ったカクテル。
ライムやレモンもソラレンというフロクマリンの一種を含有する食品。
そのため光線過敏症を引き起こすのです。
今やっている人はあまり見かけませんが、昔、レモンパックが流行したことがありました。
レモンにはビタミンCが入っているので、美肌に効果的と思われましたが、ソラレンが色素沈着を促しシミの原因になる恐れがあるので、現在は行われていない。
セロリ、ライム、レモン、ニンジン、パセリ、イチジク、アメリカボウフウ、カラシなどフロクマリンを含有する食品は、朝食べるとシミになる危険性があるので、夜に食べましょう。
ニューキノロンと光毒性
モーラステープによる光線過敏症は必ず説明するようにしていますが、内服薬での光線過敏症については結び付かないことも多い。
夏場、海水浴や日焼けサロンに行かないように注意したほうがいい。
添付文書の重要な基本的注意に「光線過敏症」と記載されている薬には、モーラス以外に、ゼルボラフ、タルグレチン、ピレスパ、ラパリムスゲル、ロナセンテープなどあるが、あまり見かけない薬が多い。
その中で、ニューキノロン系薬で唯一バレオンに光線過敏症に対する注意喚起がされている。
ニューキノロン系薬の中では、スパラやフルマークといった製品も光線過敏症のリスクが高いことで知られていたが、現在は販売中止に至っている。
チアジド系利尿薬でも光線過敏症の副作用は有名だが、重要な基本的注意にまでは記載されていない。
バレオンに注意せねば。
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