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不妊治療は自費?
公開. 更新. 投稿者:妊娠/授乳.この記事は約2分17秒で読めます.
2,638 ビュー. カテゴリ:不妊治療の保険適応
不妊治療には保険が効くものと、自費のものがあると聞く。
薬局でよくお目にかかるのは、クロミッドやセキソビットなどの排卵誘発剤による治療で、保険の効くものばかりである。
不妊治療のおおまかなステップとしては、
タイミング法 → 排卵誘発法 → 人工授精 → 体外受精
といったものになる。
人工授精や体外受精は全て自費になる。
クロミッドを使って排卵したとしても、その後人工授精や体外受精を行うのだとしたら、クロミッドも自費扱いになるわけだ。
ちなみに↓こちらの医療機関ではこのように書かれている。
不妊症検査(一部保険適用)
静岡レディースクリニック
妊娠するためのタイミング指導(保険適用)
人工授精(自費)
体外受精・顕微授精(自費)
受精障害・着床障害の治療(自費)
不育症検査・治療(一部保険適用)
ED、射精障害、男性不妊検査・治療(一部保険適用)
無精子症・逆行性射精の不妊治療(自費)
抗がん剤・放射線治療等実施前の精子・卵子凍結(自費)
子宮頚がん検診、子宮体がん検診、卵巣がん検診、その他各種腫瘍マーカー検査(一部自費)
生理不順、生理痛、子宮内膜症、子宮筋腫等の診断・治療(一部保険適用)
性感染症、外陰部感染症、一般感染症の診断・治療(原則として保険適用)
ブライダルチェック、HIV検査(自費)
避妊相談、低用量ピル、アフターピル(緊急避妊ピル)、避妊リング挿入・抜去(自費)
各種予防接種(要問合せ)
体調不良、風邪、花粉症、生活習慣病その他、一般的疾患の治療(保険適用)
肥満症検査、ダイエット指導(一部保険適用)
生活習慣改善、サプリメント指導(一部保険適用)
人工授精や体外受精となると自費のため、高額になるので、一般的に行われる不妊治療は排卵誘発法までが多い。
それ以上は各夫婦の経済状況によるが、「特定不妊治療費助成事業」という助成制度もあるので、経済的な負担で躊躇されているご夫婦は各自治体にご相談あれ。
人工受精じゃなくて人工授精?
人工授精は人工「受」精ではなく、人工「授」精と書きます。
受精とは、精子と卵子が結合すること(これについては論議があり、核の結合をもって受精とみなすとの考えもある)を指します。
授精とは、精液を人為的な手法によって(哺乳類の場合は)体内にかけて生殖の便宜を図ること。
手を加えているので、手偏がくっついてるんですね。
all or noneの法則
妊娠中の薬の服用に関する考え方で、オールオアナンの法則と呼ばれる時期があります。
受精前から妊娠3週末までのことで、無影響期ともいいます。
受精後2週間(妊娠3週末まで)以内の薬剤による影響は「全か無か」であり、薬剤は胎児に対して後に残るような影響を及ぼさない時期です。
全く影響が無いという意味ではありませんが、もし薬剤による影響があるとすれば、「着床できない」(流産してしまう)か、または「後遺症を残すこと無く回復する」ということを指します。
つまり、体外受精培養液に有害な化学物質があり、遺伝子に傷を与えたとしても、着床率や妊娠率には影響を与えるかも知れませんが、奇形や障害を持って生まれるということは無いだろう。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。