更新日:2016年9月26日.全記事数:3,096件.今日の勉強

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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医者に出されても飲み続けてはいけない薬?


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週刊誌の影響

週刊現代でよく医療に対する批判記事を目にする。

自分が飲んでいる薬の名前が見出しにあると、気にして見る人も多いだろう。
週刊誌だけの影響であれば、まだ狭い範囲かもしれない。
しかし、この週刊誌の見出しは、全国紙の広告の部分にも載ることになり、「新聞に書いてあった」と薬局に問い合わせがくることもしばしばある。

薬剤師的には、週刊誌に書いてある情報など信憑性が低く、鼻で笑い飛ばしておしまいにしてしまいたいところですが、まったくのウソが書かれているというわけでもなく、信じている患者を説得するのは容易ではない。
実際記事が出てから処方が変更されたという患者もしばしば目にする。

クレストールからほかのスタチン系に替えられた患者が数名いたが、そこに意味はあったのだろうか?

自分が目にした週刊現代の見出しを書き出すと、

有名な薬でも医者の言いなりに飲み続けるとこんなに危険!医者たちが次々に証言
うつ病のデプロメールは要注意/コレステロールのクレストールは「善玉」も殺す/高血圧のブロプレスとオルメテックは飲む意味がない/糖尿病のジャヌビアやエクアは飲み合わせに注意/認知症のアリセプトを飲むと攻撃的になる/脳梗塞のイグザレルトは医者もこわごわ使っているほか
現役の医師たちが実名で証言する「アブない薬」
売れている薬の半分以上は、飲み続けないほうがいい
医者と製薬会社MR匿名座談会「患者の命より、病院と製薬会社の儲けが優先です」
実は投薬のほとんどが無意味だと医者は知っている「うつ病」は薬を売るための病名だった

ダマされるな! 医者に出されても飲み続けてはいけない薬(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/8)
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飲み続けてはいけない理由をまとめると、

副作用があるから飲んではいけない:ロキソニン・ボルタレン・ポンタール(胃潰瘍)、ケナコルト(免疫力低下)、セレスタミン(血糖値上昇)、イミグラン(薬物乱用頭痛)、アボルブ・ザガーロ・プロペシア(前立腺がん誘発)、ネキシウム・タケプロン(骨折)、ミコンビ・プレミネント・コディオ(低ナトリウム血症)、クレストール(腎不全)、クレストール・リバロ・リピトール・メバロチン・リポバス(床ずれ)、アクトス(心不全)、ジャヌビア・エクア・アクトス(低血糖)、アリセプト(暴力的)、ジプレキサ(高血糖、手の震えこわばり、立ちくらみ)、ジアゼパム・エチゾラム・ハルシオン・マイスリー(転倒)

効果が無いから飲んではいけない:タミフル、フロモックス・メイアクト・クラリス、プラビックス、ブロプレス・オルメテック・ミカルディス・ディオバン・アジルバ・イルベタン、クレストール・リバロ・リピトール・メバロチン・リポバス、メマリー

逆効果だから飲んではいけない:ロペミン・ナウゼリン・プリンペラン、プルゼニド

といった具合だろか。

リスクとベネフィット、メリットとデメリットを天秤にかけて、飲んだほうがいい、飲まないほうがいいという判断を医師はしている。
例えば、ある医師から処方された薬を、別の医師から「全部止めてください」と言われ、症状が悪化した患者、逆に症状が改善したという患者の話も聞いたことはある。医師の判断が必ずしも正しいとは限らない。

薬には必ず副作用があって、効かない患者もいて、医師の判断が必ずしも正しいとは限らない。
それを頭に置いておくことは大切なことです。

「医者が出したから」と盲目的に信じ、ただ薬を飲み続ければ病気が治る、と思い込むのは愚かなことです。
副作用の兆候があれば医師に伝え、効果を感じなければ医師に伝え、医師とコミュニケーションを図りながら、よりよい治療を目指していくことが患者にも求められます。
副作用の兆候については薬剤師も積極的に情報提供を行っていく必要があります。

「飲み続けてはいけない薬」は「飲んではいけない薬」ではありません。
副作用が出ても飲み続ける、効果が無いのに飲み続ける、ということを批判しているのです。

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コメント

  1. すいません

    L:2017/6/19

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職業:管理薬剤師
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