更新日:2017年1月22日.全記事数:3,096件.今日の勉強

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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アタラックスはハイリスク薬?


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アタラックスの作用は?

最近あまりお目にかかることが無いのですが、アタラックスという抗アレルギー薬。
小児科とか皮膚科とかでは出ているのだろう。

薬効分類的には第一世代の抗ヒスタミン薬なのですが、抗不安薬的なイメージの強い薬です。
添付文書的には、「抗アレルギー性緩和精神安定剤」というオリジナリティにあふれる分類名が記載されている。

効能効果にも、

蕁麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)
神経症における不安・緊張・抑うつ

と、抗不安効果が明記されている。

古い抗アレルギー薬、第一世代の抗アレルギー薬では眠気の副作用が多くみられる。
それを逆手にとって、ジフェンヒドラミン配合のドリエルが睡眠薬として使われたりしている。

抗不安効果というのも、抗アレルギー薬の鎮静作用、中枢抑制作用からきているもの。

アトピーなどのかゆみで眠れない、という子供には最適な薬なのかも知れない。

小児の風邪などで、あえて第一世代の抗ヒスタミン薬を投与して鎮静させて、眠らせるという方法をとることもある。
母親が休むために、子供に抗ヒスタミン薬を飲ませて眠らせるというやり方はあまり好きではないですが。
赤ちゃんであっても、子供は常に学習しているわけで、インペアードパフォーマンスが低下すれば、それなりに学習に遅延が発生すると思う。

アタラックスの薬効分類

アタラックス錠も、アタラックスPカプセルも、薬効分類番号117の精神神経用剤に分類される。
そのため、ハイリスク薬として算定することも可能である。
アタラックスには抗ヒスタミン薬としてのイメージしか無いので意外ですが。

アタラックスは皮膚科領域のかゆみ止めとして処方されることが多い。
かゆみと精神的ストレスは密接につながっているので、かゆみ止めとして処方されていても、神経症が隠れていれば、アタラックスを精神神経用剤としてハイリスク薬の加算が算定できるんじゃないかとも思いますが、処方元が精神科じゃなくて皮膚科だと難しいかな。

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