2019年3月21日更新.3,396記事.5,979,523文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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カリウム吸着薬は食後に飲まなくてもいい?

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カリウム吸着薬の用法は?

カリメートとか、アーガメイトとか、ケイキサレートとかのカリウム吸着薬。
腎臓病の高カリウム血症に使われます。

一方、カルタン、ホスレノール、フォスブロック、リオナなどのリン吸着薬。
これらは腎臓病の高リン血症に使われます。

リン吸着薬の服用時点は、食直前か食直後となっています。
リオナ:食直後
フォスブロック:食直前
ホスレノール:食直後
カルタン:食直後
食物中のリンを吸着するわけだから、食事と一緒に薬が存在していないと効果を発揮しない。

しかし、アーガメイトやカリメート、ケイキサレートの服用時点は特別指定されていない。
ケイキサレート:1日2〜3回
カリメート:1日2〜3回
アーガメイト:1日2〜3回
食物中のカリウムを吸着するのに、空腹時に飲んでも支障は無いのか?

結論を言えば、腸管のカリウムは血中と常に平衡移動しているため、空腹時に飲んでも構わないという。

ケイキサレートの作用機序についてインタビューフォームに以下のように書かれている。

ポリスチレンスルホン酸ナトリウムは吸収されず、胃腸管を通過するにしたがって腸液の陽イオンと交換するが、特に下部結腸においてカリウムイオン濃度は高く最もよく交換する。したがって、ポリスチレンスルホン酸ナトリウムは経口投与のみならず注腸投与(ケイキサレート散のみ)においても十分な効果が得られる。反応終了後、ポリスチレンスルホン酸ナトリウムは糞便と共に排泄され、体内の過剰のカリウムが除去される。

内服ではなく注腸でも効果があるということで、わざわざ食事といっしょに存在する時間帯に服用しなくても効果が得られるようだ。
なので、「寝る前」という用法であっても疑義照会の必要はなし。

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血中濃度を測定する必要がある薬剤はどれ?

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薬剤師

血中濃度を測定する必要がある薬剤はどれか。
A. シクロスポリン(ネオーラル)
B. メソトレキセート(メソトレキサート)
C. ジゴキシン(ジゴシン)
D. バルプロ酸Na(デパケン)
E. トラスツズマブ(ハーセプチン)

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