更新日:2015年10月22日.全記事数:3,169件.

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プレドニゾロン錠1mgの理由?


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プレドニゾロン錠1mgと5mg

プレドニゾロンの錠剤には1mgと5mgの規格があります。

そして、プレドニゾロンの添付文書には、用法・用量として、「通常、成人にはプレドニゾロンとして1日5~60㎎を1~4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する」と書かれています。

5~60mgと幅広い用量設定。

1mgって必要か?と思ってしまいます。

プレドニゾロン1mg錠が用いられるのは、多くが関節リウマチの患者です。

関節リウマチ治療においては、抗リウマチ薬(DMARDs)にプレドニゾロンを7.5~10mg程度併用することで、DMARDs単独よりも高い関節破壊抑制効果を得ることができます。

しかし数年経過すると、この程度の少量のプレドニゾロンでも、骨折、重症感染症、消化管障害のリスクが上昇し、生命予後を悪化させることがわかっています。

そこで、関節リウマチの患者では、DMARDSの効果が十分に得られてきた段階で、1日5mg以下の投与にすることを目指して減量していきます。以下は減量の1例。

◎1日量 5~10mgの場合: 3~4週間ごとに1日あたり1mg減量
◎1日量 1~ 5mgの場合: 2~3週間ごとに1日あたり0.5mg減量

このように医師は、極めてデリケートに患者の様子を確認しながら減量をし、最終的には離脱することを目指します。

プレドニゾロン1mg錠が存在しなかった時代には、5mg錠を半割して一気に2.5mgの減量をすることも行われていましたが、急に2.5mg減量すると関節リウマチが悪化することがあるため、1mg錠のニーズが高まっていました。

そのため、1998年に1mg錠が発売されたのでした、とさ。

関節リウマチと骨折リスク

RAの発症初期には、主にサイトカインなどの生理活性物質が骨を壊す細胞(破骨細胞)を活性化することで骨吸収が促進され、骨密度が低下する。
また、関節の痛みによる運動量の減少も骨密度を低下させる。
さらに、RA患者は関節炎の抑制のためにステロイドを服用することが多く、これも骨密度の低下につながる。

参考書籍:日経DIクイズ

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