更新日:2015年10月22日.全記事数:3,169件.

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クレメジンは他の薬と同時服用しちゃダメ?


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クレメジンの相互作用

「他剤を併用する場合、本剤は吸着剤であることを考慮し、本剤との同時服用は避けること。」

腸内の有害物質だけでなく、同時服用した医薬品の成分も吸着してしまいます。

同時服用を避けるってどのくらい間隔空ければいいのか。

添付文書には書いてない。

どの薬を吸着しやすいかなどの詳細なデータが無いらしい。

他の薬とは30~60分空けるのが良いんじゃなかろうか、というあいまいな感じ。

クレメジンとノルバスクの相互作用

クレメジン(球形吸着炭)は石油系炭化水素由来の球形微粒多孔質炭素を高温処理して得られた粒子状の内服用吸着剤である。

本剤は消化管内ではほとんど吸収されることなく、周辺のさまざまな物質を吸着して糞便中に排泄させる性質を利用して、慢性腎不全患者の尿毒症性物質を吸着し、透析療法の導入遅延を目的として投与される。

したがって、クレメジンは併用薬物をも吸着する可能性がある。

このため、ほかの薬剤との同時服用は避けるように指示されている。

アムロジピンは、試験管内での吸着試験ではクレメジンとの強い吸着性が示されている。

しかし臨床試験の結果では、アムロジピンとクレメジンを同時食後服用しても、アムロジピンの吸収阻害(血液中濃度の低下)は20%程度である。

一方、アムロジピン食後服用後1.5時間以上経過してからクレメジンを投与した場合は相互作用はほぼ回避される。

アムロジピンの吸収は遅いにもかかわらずクレメジンとの相互作用が弱いのは、摂取した食事の影響によるものと考えられるが、詳細は今後の検討を待たなければならない。

参考書籍:レシピ2008年夏号

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