更新日:2017年2月3日.全記事数:3,169件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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目薬の点眼順序は?


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点眼順序

原則として点眼間隔が5分以上あいていれば相互の影響は少ないとされていますが、点眼した液が後の点眼液によって多少なりとも洗い流される可能性があるため、より高い効果を期待する点眼薬を後に点眼します。

また、水に溶けにくく吸収されにくい懸濁性点眼薬や、油性点眼薬、点眼後ゲル化する点眼薬は最後に用いるほうがよいです。

チモプトールXE、リズモンTG、ミケランLA、エイゾプトは、10分間の間隔をあけ、最後に点眼します。

どれから先に点眼すべきか?

上記の説明にもある通り、より高い効果を期待する点眼薬を後に点眼する。

これが通則。
しかし、大事な薬をあとからさす、という風にすると、使い忘れるというデメリットもある。
患者さんのコンプライアンスに応じてケースバイケースで対応していく必要性はあるのかな、と思う。

一般的に言われていること、
点眼剤の点眼順序について

1)より効果を期待する点眼剤を最後に点眼する
最も効果を期待する点眼剤を、洗い流される心配のない最後に点眼します。

2)水溶性点眼剤⇒懸濁性点眼剤⇒油性点眼剤⇒眼軟膏の順序で点眼する
懸濁性点眼剤は水に溶けにくく吸収されにくいために後に点眼します。油性点眼剤及び眼軟膏は水溶性点眼剤をはじくので最後に点眼します。

3)刺激性のある(しみる)点眼剤は最後に点眼する
しみる点眼剤は涙が出て、後から点眼する薬剤を洗い流す可能性があるため最後に点眼します。

4)持続性点眼剤は最後に点眼する
チモプトールXEやリズモンTGなどの、角膜表面でゲル化し有効成分の滞留時間を延長させることで持続性を現す点眼剤は、角膜表面上で薄い膜が形成されるため、他の点眼剤の角膜への吸収を低下させないために最後に点眼します。

5)ピバレフリンとβ-遮断点眼剤を点眼する場合はピバレフリンを先に点眼する
これは、ピバレフリンとβ-遮断点眼剤(チモプトール)の順序を入れ替えて点眼し、眼圧下降度を測定した臨床データによるもので、ピバレフリンを先に点眼した方が眼圧下降度が高いという結果が得られています。どのようなメカニズムに基づくのかははっきりしていません。

ヒアレインみたいな角膜保護薬はあとからさしたほうが薬効が期待できる、という話も。

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