更新日:2017年2月3日.全記事数:3,169件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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妊婦に下剤は禁忌?


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下剤は妊婦に禁忌?

妊娠中でも産婦人科の処方で下剤は多いです。

流産や早産のリスクはありますが、便秘が続いて過剰に腹圧をかけるのもよくないらしいので下剤を使って出してしまったほうがいいという考えのようです。

実際に下剤を飲んで流産したというケースも聞いたことはありません。

便秘が続くことで赤ちゃんやお母さんにかかるストレスと、早産のリスクを比べて、医師が責任を持って処方しているので問題ないです。

ドラッグストアなどで妊婦が下剤を買おうとしたら産婦人科の受診をすすめるべきです。

妊娠中に使用できる便秘薬は

便秘薬による子宮収縮の誘発により流・早産の危険があるため、便秘薬はかかりつけの産婦人科医に相談して服用することが大切です。

妊婦は便秘予防として、朝食後の排便習慣など規則的な生活、適度な運動、十分な睡眠、オリゴ糖、乳酸菌食品、繊維質の多く含まれるバランスのよい食事の摂取など便秘にならない日常生活を心がけます。

ローズヒップティーなどのハーブを使用することもありますが、便秘が原因で痔になることもありますので、便秘がひどいときには、医師に相談して指示に従って対応するようにします。

浣腸は妊婦に禁忌?

妊婦が浣腸を使用すると骨盤内が充血し、流産や早産を引き起こす可能性が考えられます。

妊娠すると、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が活発になります。

プロゲステロンには、卵巣の発育とともに筋肉を弛緩させる作用があり、妊娠4ヶ月頃までは特に分泌が活発になるため、腸管の蠕動運動が抑制されて便秘になりやすくなります。

4ヶ月以降は、プロゲステロンの分泌は低下しますが、つわりにより食事摂取量の減少、運動不足などで便秘が起こりやすい状態が続きます。

また妊娠中期から後期にかけては、胎児の発育により子宮が肥大して腸管を圧迫したり、横隔膜が上にあがったりすることで腸管の蠕動運動が抑制され、便秘になりやすくなります。

アロエ、センナ、ダイオウ、カスカラサグラダ、ビサコジルなどが含まれていると、骨盤内が充血して子宮収縮を起こし、流・早産の危険があるので、妊婦、妊娠していると思われる人は医師に相談する必要があります。

また、峻下剤のヒマシ油でも子宮収縮を起こして流・早産の危険があります。

プルゼニドは妊婦に禁忌?

センナ製剤は大量投与により子宮収縮を起こし、早産・流産の危険性があると添付文書に記載があります。

通常、問題になることはありませんが、ウテメリンなどを服用中の切迫早流産患者への使用には注意したほうがよい。

ラキソベロンは妊婦に禁忌?

妊婦に使われる下剤としては、ラキソベロンが処方されることが多い。

妊婦に禁忌となっていないから。

プルゼニドやアローゼンは原則禁忌。

カマも使えるけど、弱い。

駆お血薬は妊婦に禁忌?

ダイオウやボウショウを含む下剤は妊婦等へ「使用しないことがのぞましい」と記載されている。

これは駆お血薬(大黄、紅花、牛膝、桃仁、牡丹皮)を含む処方にも共通する。

駆お血薬が堕胎の目的で用いられた経験知と瀉下活性による刺激(科学知)に基づく注意である。

参考書籍:調剤と情報2012.8

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