更新日:2015年10月22日.全記事数:3,171件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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食前も食直前も同じ?


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食前と食直前

患者さんに「食前に服用してください」と言うと、大抵食事の直前に服用します。

本来、食前の服用とは、食事30分前に薬を飲むことです。

患者さんにとって、食直前と食前、意味の違いはどのくらいあるのだろうか。

食前は食前30分の意味、といっても、じゃあ食直前に飲んで問題があるかと聞かれれば、問題ないでしょうけど。

食前服用の薬

食前に飲ませる薬といえば、吐き気止めとか漢方薬。

吐き気止めを飲むような人は、食欲も無いので、薬の効果が出るまで食事はできないでしょう。

しかし、漢方薬は食直前に飲んでしまうことも多いでしょう。

でも、漢方薬を食直前あるいは食後に飲んでしまったとしても、ほとんど問題は無いので、薬剤師は、「食事30分前に飲んでください」と強調することはありません。

糖尿病の薬は注意

一番問題になるケースは糖尿病の薬です。

αグルコシダーゼ阻害薬は血糖値を下げるわけでは無いので、食後に飲んでしまったとしても問題ありませんが、血糖値を下げるような薬で即効性のあるような薬だと、「食事30分前」に飲むと、食事をするまでの30分で低血糖になってしまうこともあります。

そのような薬では、食直前だったり食事の10分前とか細かい指示が出されます。

保険請求上

保険請求上でも、食前だろうが食直前だろうが、調剤料は「食前」とみなして1剤で算定する。

食事を目安とする服用時点は、「食前」「食後」「食間」という3区分に限られている。

レセプト電算処理システムでも「食直前」というコードは設定されていないので、「食直前」という区分で保険請求をすることは不可能です。

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