2019年1月19日更新.3,354記事.5,853,216文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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口内炎にエピシル口腔用液?

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エピシル口腔用液

がん化学療法、及び放射線治療法による口内炎に伴う疼痛緩和用・口腔用液状材「エピシル口腔用液」が2018年1月31日に保険適用されました。
口腔粘膜を覆う強固な生体接着保護膜となって、患部を物理的に保護します。

製造販売元のソレイジア・ファーマは一時株価を押し上げました。

一瞬、医薬品?と思いましたが、医療機器なのだそうだ。
薬局では実費による販売が可能。

1本9260円。

抗癌剤と口内炎

がん治療に伴う口内炎は、化学療法剤が口腔粘膜へ直接作用して障害が生じるものや、放射線照射により唾液腺組織に障害が生じ、唾液の分泌低下により、口腔内の自浄作用が低下し、局所感染が起こる事で発生する一次口内炎、白血球減少などに伴う骨髄抑制による口腔内感染が原因となる二次口内炎があります。

口内炎は症状として、接触痛、出血、冷温水痛、口腔乾燥、口腔粘膜の発赤・腫脹、開口障害、構音障害、嚥下障害、味覚障害などが見られます。

抗癌剤による口内炎の発現頻度は30~40%ですが、大量の抗癌剤を投与する造血幹細胞移植時には70~90%、頭頚部付近への放射線治療を併用する場合は、ほぼ100%に上ります。

一般に、抗がん剤を投与して4~5日後くらいから口腔粘膜が変化し始めます。
その後赤くなり、潰瘍ができて痛みが生じます。
こうしてできた口内炎は、口腔内の上皮細胞が入れ替わることで治癒しますが、それには10日ほどかかります。
しかし、抗がん剤治療は2~3週間おきに繰り返されることが多いため、口内炎が治りきらないうちに次の抗癌剤治療で悪化したり、新たな口内炎が発生したりします。

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