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レビー小体型認知症の診断にパレイドリアテスト?
公開. 更新. 投稿者:認知症.この記事は約1分27秒で読めます.
5,845 ビュー. カテゴリ:パレイドリアテスト
レビー小体型認知症の診断で、中核症状の一つ「幻視」を診断する有効な方法として「パレイドリアテスト」という方法が用いられることがあるそうだ。
パレイドリアとは、心理現象の一種で、視覚刺激や聴覚刺激を受けとり、普段からよく知ったパターンを本来そこに存在しないにもかかわらず心に思い浮かべる現象を指す。
↑例えば、上の写真をみて人の顔に見えるだろうか?
私は、見える。病気かな?
レビー小体型認知症だと、パレイドリアテストで錯視が誘発されるそうだが・・・実際の試験はこんな単純なものではないのだろう。
レビー小体型認知症の診断
診断のポイントは、認知症が目立つ前から特有な幻視やそれに基づく妄想や行動異常が出現することが多いという点である。
人や小動物がいると訴えるが、もちろん他の人には見えない。
「知らない人が何人か家の中にいる」、「子どもが何人か家の中で遊んでいる」、「女の人がベッドに寝ている」、「猫がどこからか入ってきて座敷にいる」、「ご飯の中に黒い虫がいっぱいいる」などと訴える。
ときには、怖がったり、被害的になったり、被害妄想や嫉妬妄想などにつながることもある。
幻視だけでなく、幻聴や体感幻覚が加わることもある。
さらに、日により時により、頭がはっきりしているときと、ぼーっとしているときが目立つことも少なくない(認知機能の変動)。
また、これらの症状に遅れてパーキンソン症状が現れることも少なくないが、パーキンソン症状が先行してパーキンソン病と診断されていることもある。
この場合には、間もなく幻視が加わり、さらに認知症が加わることが多い。
睡眠中に大きいな声で叫んだり怒鳴ったりする寝言や布団の上で暴れたりする異常な行動がみられることも多い(REM睡眠行動障害(RBD))。
このRBDは上記のDLBの症状が出現する何年も前からみられることも少なくない。
うつ状態が先行することもあり、うつ病と診断されていることもよくある。
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