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小麦、大豆アレルギーに使えない薬
公開. 更新. 投稿者:花粉症/アレルギー.この記事は約2分59秒で読めます.
9,738 ビュー. カテゴリ:・卵アレルギーに塩化リゾチームは禁忌である。
・牛乳アレルギーにタンニン酸アルブミンは禁忌である。
・小麦や大豆を含む医薬品もあるので、個々に注意が必要である。
食物アレルギーと薬
食品衛生法では「卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに」などのアレルゲンを含む食品には、表示が義務付けられている。
三大アレルゲンといえば、「卵、牛乳、大豆」。最近は小麦のほうが多いので、「卵、牛乳、小麦」を三大アレルゲンというケースも。
「卵、牛乳、大豆、小麦」で四大アレルゲン。
「卵、牛乳、大豆、小麦、米」で五大アレルゲンともいう。
薬事法では、添付文書などにそのような記載義務は無いので、服薬指導時にチェックが必要となる。
有名なのは、卵アレルギーにレフトーゼ、牛乳アレルギーにタンナルビンとか。
小麦を含む医薬品は意外と多いので、気を付ける。
小麦を含む薬
漢方薬で「小麦(ショウバク)」とそのまま小麦が含まれている製剤もある。
甘麦大棗湯。
あと、膠飴(コウイ)というのも、イネ科の粳米、大麦、小麦、粟などの種子を蒸した後、麦芽と温湯を加えて糖化させ、濾過後蒸発させ水分を除きアミラーゼで糖化した「飴」のことで、小麦が使われていることがあるので注意が必要。
小建中湯、大建中湯、黄耆建中湯。
小麦由来成分含有医薬品
エビプロスタット配合錠
エピカルス配合錠
エルサメット配合錠
甘麦大棗湯
アモバン錠
スローハイム錠
ゾピクロン錠
ダイスパス錠
スルモンチール散
ヒルナミン散
スピロピタン錠
ラサネン錠
ユビデカレノン錠
アストフィリン配合錠
イノリン錠
ワゴスチグミン散
プロヘパール錠
リンデロン散
ヒスロン錠
ジメリン錠
アダプチノール
チョコラA錠
ケフラール細粒
フラジール内服錠
フラジール膣錠
マツウラ小柴胡湯
など
ゴマを含む薬
消風散にはゴマが含まれているので、ゴマアレルギーには注意。
大豆を含む薬
大豆アレルギーの人には、マメ科の成分を含む薬に注意が必要。
黄耆(マメ科キバナオウギやナイモウオウギなどの同属植物の根を乾燥したもの)、甘草(マメ科カンゾウ属植物の根や根茎を乾燥したもの)を含む薬に注意が必要。
大豆由来成分含有医薬品
エレンタール
ヘパンED
エンシュア
ラコール
シーエルセントリ錠
ナトリックス錠
インカルボン坐剤
新レシカルボン坐剤
キョーリンAP2配合顆粒
ツインライン
ケントンカプセル
ユーパスタコーワ
ソルミラン顆粒状カプセル
ランプレンカプセル
単軟膏
亜鉛華単軟膏
チンク油
EPLカプセル
カプトリルRカプセル
クレゾール石鹸液
ベサノイド
など
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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