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医療用とOTCのトラベルミンの違いは?
公開. 更新. 投稿者:めまい/難聴/嘔吐.この記事は約2分2秒で読めます.
13,140 ビュー. カテゴリ:トラベルミンのOTCは医療用と同じ?
医療用のトラベルミンと、OTCのトラベルミン。
何か違うのかな、と思って調べてみたら同じでした。
医療用のトラベルミン配合錠の成分は、ジフェンヒドラミンサリチル酸塩40mg、ジプロフィリン26mg。
市販のトラベルミンも同じ。
ジフェンヒドラミン、ドリエルと同じですね。
眠くなりそう。
ドリエルがジフェンヒドラミン塩酸塩50mgなのに対して、トラベルミンが40mg。
しかもトラベルミンは1日3~4回飲めるんですけど。日中飲んだら運転は禁止。
トラベルミン・ジュニアは、ジフェンヒドラミンサリチル酸塩20mg、ジプロフィリン13mgなので、ちょうど半分の量ですね。
その他、トラベルミンRとか、チュロップとか、ファミリーとかは、医療用と入ってる成分違うのでお気をつけて。
トラベルミンチュロップの成分
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩
スコポラミン臭化水素酸塩水和物
トラベルミンRの成分
ジフェニドール塩酸塩
スコポラミン臭化水素酸塩水和物
無水カフェイン
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)
トラベルミンファミリーの成分
塩酸メクリジン
スコポラミン臭化水素酸塩水和物
OTCの睡眠薬は安全?
医療用より一般用医薬品のほうが安心、安全。
というイメージから、医療用の睡眠薬よりもドリエルのようなOTCの睡眠薬を連用している患者さんがいます。
塩酸ジフェンヒドラミンの睡眠作用は個人差が大きく、副作用も強いです。
塩酸ジフェンヒドラミンはベンゾジアゼピン系の睡眠薬と比較して耐性や依存が起きやすいです。
一過性の不眠なら良いですが、連用を勧められるものではありません。
半減期も比較的長く4~8時間で、翌日に大切な試験や会議があるため、しっかり眠りたいという理由で飲んでしまうと、翌日の日中にボーっとしてしまうということも。
セロケンとジフェンヒドラミンの相互作用?
セロケンの相互作用の併用注意に、
抗ヒスタミン剤
ジフェンヒドラミン等臨床症状・措置方法 本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強することがあるので、用量に注意すること。
機序・危険因子 これらの薬剤の肝代謝酵素阻害作用により本剤の代謝が抑制されると考えられる。
と書かれている。
レスタミンコーワ錠の添付文書を見ても、代謝酵素関係のことは書かれていない。
セロケン/ロプレソール服用中の患者は、ドリエルなどジフェンヒドラミン含有のOTCの服用にも注意する必要がある。
抗ヒスタミン剤って書かれると、第二世代のアレグラやクラリチンなども含めて注意をしなければならないように思いますが、CYP2D6阻害作用をもつ薬に注意する、って解釈でよろしいのだろうか。
とりあえず、ジフェンヒドラミン製剤販売の際には注意する。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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