更新日:2016年11月20日.全記事数:3,096件.今日の勉強

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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頭痛にインデラル?


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β遮断薬で頭痛予防?

不整脈で使うβ遮断薬が、片頭痛の予防に使われることがあります。

β遮断薬の片頭痛予防効果は、頭蓋内血管の拡張抑制作用によるものだと考えられています。

片頭痛の原因は「血管説」「三叉神経血管説」の2説が有力ですが、いずれの説でも血管の拡張を経て片頭痛が発現するので、β遮断薬がβ2受容体をブロックして血管拡張を抑制することにより、片頭痛発作が抑制されると考えられています。

β遮断薬にはセロトニン放出抑制の効果もあると考えられています。
インデラルはセロトニンの遊離を阻害するとされています。

インデラルとマクサルトは併用禁忌?

インデラルとマクサルトは併用禁忌になっています。

インデラルの併用禁忌には、

安息香酸リザトリプタン(マクサルト)
臨床症状・措置方法
リザトリプタンの消失半減期が延長、AUCが増加し、作用が増強する可能性がある。
本剤投与中あるいは本剤投与中止から24時間以内の患者にはリザトリプタンを投与しないこと。
機序・危険因子
相互作用のメカニズムは解明されていないが、本剤がリザトリプタンの代謝を阻害する可能性が示唆されている。

と書かれています。
ちなみにその他のトリプタン系なら大丈夫なようです。
インデラルを頭痛の予防に使うケースもあるので、マクサルトとインデラルの併用処方、ありうると思います。要注意です。

マクサルトは、β遮断剤のインデラル(塩酸プロプラノロール)服用中の患者には禁忌である。
マクサルトの主要代謝経路は、A型モノアミン酸化酵素(MAO)による酸化的脱アミノ化であり、プロプラノロールの代謝にもA型MAOが関与する。
両剤を併用すると、マクサルトの代謝が阻害され、作用が増強する恐れがある。

また、プロプラノロールの消失半減期は錠剤で3.9時間、徐放製剤で約10時間なので、投与中止後も錠剤で24時間、徐放製剤で48時間は、マクサルトと併用してはいけない。

プロプラノロールを片頭痛予防剤として適応外使用するケースもあるので、注意が必要です。

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