更新日:2016年8月27日.全記事数:3,079件

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エブトールは糖尿病に禁忌?


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エタンブトールと視力障害

抗結核薬のエブトール(エタンブトール)。
最近ではクラリスロマイシン、エタンブトール、リファンピシンの3剤併用療法が、結核じゃなくて肺MAC症によく処方される。

このエブトールの副作用として、視力障害がよく知られている。

エブトールの視力障害については、添付文書にも、
「視力障害があらわれることがあるので、視力検査等を十分に行い、投与すること。」
と記載されています。

エブトールの原則禁忌には以下のように書かれている。

1. 視神経炎のある患者
[視力障害が増強するおそれがある(「その他の注意 (眼障害予防の具体的方法)」の (2) の項参照)。]
2. 糖尿病患者、アルコール中毒患者
[既に視神経障害を起こしている場合があり、症状が増悪するおそれがある。]
3. 乳・幼児
[視力障害の早期発見が極めて困難である。]

いずれも視力障害に関する禁忌事例となる。
特に路上生活者の間で結核が蔓延することも多いが、糖尿病やアルコール中毒を合併していることも多いと思われる。
「禁忌」ではないので、医師の判断にゆだねられるが、視力障害が悪化する可能性については注意喚起が必要となる。

視力障害の副作用が起こる頻度は不明だが、視神経障害による視力低下や視野の欠損、視野の中心が見えづらくなる暗点といった症状が投与から数日後、場合によっては数カ月たってから現れることがあるという。発見が遅くなると回復が難しくなったり、回復できなくなることもある。科研製薬とサンド 抗結核薬エタンブトール製剤による視力障害で注意喚起 国内ニュース ニュース ミクスOnline

呼吸器科で視力検査はできません。
眼科の受診を勧めるのだろうけど、患者がそれに従うとは限らない。
薬局でも、視力障害に対する注意喚起をしていこう。

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