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アリケイス吸入液の使い方
公開. 更新. 投稿者:結核/肺炎.この記事は約1分22秒で読めます.
1,709 ビュー. カテゴリ:アリケイス吸入液とラミラ
アリケイス吸入液って何?
肺MAC症でよくみられるのは、クラリスロマイシン・エタンブトール・リファンピシンの3剤併用療法である。
この治療法で改善しない場合、アミノグリコシド系抗生物質のアミカシン硫酸塩吸入液(アリケイス吸入液)が使われることがある。
使い方は、アリケイス吸入液専用のネブライザシステム「ラミラ」を用いて吸入する。ラミラは処方された医療機関で交付される。そのため、ラミラの使い方については医療機関で説明されているはず。
「ラミラ吸入器使い方ガイド」には、
「医療機関で受け取るもの」として、ラミラ吸入器、ハンドセット、接続コード
「薬局で受け取るもの」として、アリケイス吸入液
「ウェルカムパックに含まれているもの」として、アリケイス専用バイアルオープナー
「事前に患者さんにご購入いただくもの」として、煮沸消毒用の鍋または蒸気式消毒器、超音波クリーナー
「そのほか患者さんにご準備いただくもの」として、清潔な布、ペーパータオル、食器用洗剤、洗浄のための容器、煮沸消毒に使用する蒸留水または精製水(日本薬局方と記載のあるもの)
という記載がある。
蒸気式消毒器と超音波洗浄器は、提携会社のアーストレック社から合計約1万円で購入するようだ。
吸入剤のネブライザーというと、気管支ぜんそく治療に用いるネブライザーを思い浮かべる。通常患者の自己負担で購入するが、ラミラについては無償提供されるようだ。
それもそのはず、アリケイス吸入液の薬価は1瓶で38437.9円(2024年9月現在)。1年使えば1400万円くらい。十分元は取れる。
いやしかし、こんな高額な薬が、数名いたら薬局つぶれるんじゃね。と思うくらいなので、処方を受け付ける可能性は低い…だろう。
吸入時間は1回14分~20分程度。
アミノグリコシド系なので、耳鳴り難聴などの副作用に注意。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。