2019年3月21日更新.3,396記事.5,979,523文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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とびひにはケフレックス?

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グラム陽性菌と第一世代セフェム

いまや処方を見ることの少ない第一世代のセフェム系抗生物質。
ケフラール、ケフレックスという薬があります。

第一世代セフェムということでケフラールもケフレックスも同じように考えていましたが、セファレキシン(ケフレックス)が第一世代、セファクロル(ケフラール)のほうは、第一世代と第二世代の中間的存在で米国では第二世代に分類されることが多いとのこと。

耐性菌の問題もあり、近年再評価されることの多い昔の抗菌薬ですが、ペニシリン系と同様、第一世代のセフェムも問題意識を持つ医師によって処方される機会が増えている。
とくに小児科領域では耐性菌に問題意識を持つ医師は多く、ケフレックス細粒やケフラール細粒など散剤の処方はまれにみられる。

ターゲットさえわかっていれば、無駄にグラム陰性菌にスペクトルの長い抗菌薬を使うよりも、グラム陽性菌に特化した抗菌薬を使った方がよく効くし。
第一世代よりも第二世代、第三世代のほうが強いというわけではない。
メッシ2世はメッシを超えられない。それとは違うか。

というわけで、グラム陽性菌が原因の溶連菌感染症や、ブドウ球菌によるとびひなどには、ペニシリン系が使われることが多いですが、第一世代セフェムもたまに使われる。

たまに使われる抗生物質はデッドストックとなる可能性が高く、薬局側にとってはやっかいな代物なのですが、古い薬は金額も安いので目をつぶろう。

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血清Cr1.1mg/dLの女性 ダビガトラン投与量の評価方法は?

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薬剤師

80歳女性、体重38kg、血清クレアチニン1.1mg/dLの患者。抗凝固薬であるダビガトランを服用している。ダビガトランは透析患者を含む高度の腎障害患者には禁忌である。この患者のダビガトランの投与量の評価方法として正しいのはどちらか?
A. この患者の糸球体濾過率(eGFR:mL/min/1.73 m2)を計算式より求めると、eGFR=36.7 mL/ min /1.73 m2となる。ダビガトランの添付文書に従い、この方の腎機能障害の度合いは中等度であると判断し、1回110mg1日2回投与とした
B. この患者のクレアチニンクリアランス(CCr:mL/min)をCockcroft-Gaultの計算式より求めると、CCr=24.5 mL/minとなる。ダビガトランの添付文書に従い、この患者の腎機能障害の度合いは高度であると判断し、ダビガトランは「禁忌」であると判断した

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