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乳酸カルシウムには粉末と細粒がある?
公開. 更新. 投稿者:調剤/調剤過誤.この記事は約1分24秒で読めます.
5,026 ビュー. カテゴリ:乳酸カルシウムの剤形
乳酸カルシウム「ヨシダ」を注文したら、粉末と細粒があることが発覚。
乳酸カルシウム水和物と乳酸カルシウム水和物(G)の違いは何ですか?
乳酸カルシウム水和物と乳酸カルシウム水和物(G)の成分は同一ですが、粒子の大きさが異なります。GはGranule(細粒)の「G」であり、粒子が大きいタイプを示しています。Gの付いていない製剤は粉末タイプ(粒子が細かいタイプ)となります。薬価上は同一製剤(日局乳酸カルシウム水和物)として取り扱うため、薬価収載医薬品コードは同一になります。乳酸カルシウム水和物「ヨシダ」|よくある質問|製剤一覧|吉田製薬:製品情報
薬価基準収載名としては、乳酸カルシウム水和物「ヨシダ」一つなのですが、製品として「粉末」と「細粒」が存在する。
乳酸カルシウム水和物「ヨシダ」以外にも、乳酸カルシウム「NikP」、乳酸カルシウム「ケンエー」、乳酸カルシウム「ホエイ」、にも粉末と細粒がある。
乳酸カルシウム水和物「シオエ」原末は、粉末と顆粒があるようだ。原末でありながら、添加物を使うことなく顆粒状にできるわけか。
乳酸カルシウム「コザカイ・M」は細粒のみ。
ほかは恐らく粉末。
コードが一つなので、処方箋入力の時点でも気付かない。
卸に注文した時点でも気付かないと、細粒を注文したつもりが粉末が来てしまうことも。
そして今まで細粒を使っていた患者に粉末がわたってしまった時には、「なんか飲みづらいんですけど」という問い合わせの電話が来ることが予測される。
薬局としては、処方せん通りの薬を出しており、問題の無い行為とも思われますが、なんといっても乳酸カルシウムの粉末は飲みづらい。
次回来局時には対応する必要が出てくるだろう。
他の薬局への小分けの際にも、注意する必要がある。
こんなひっかけ製剤は止めてほしいと思う。
粉末を無くすか、薬価収載医薬品コードを分けるか、できないかなあ。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。