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混合は薬剤師の判断で行って良いか?
公開. 更新. 投稿者:調剤/調剤過誤.この記事は約2分34秒で読めます.
3,591 ビュー. カテゴリ:混ぜるか混ぜないか?
処方箋を見て、
ケース1
RP1.○○散
○○細粒
○○DS
1日3回毎食後 4日分
と書かれていたら、全て混ぜる。
ケース2
RP1.○○散
○○細粒
1日3回毎食後 4日分
RP2.○○細粒
○○DS
1日3回毎食後 4日分
と書かれていたら、RP1とRP2は別々に混ぜてお渡しする。
という判断をしている。
しかし、そうしなければならないという理由はなく、RP1とRP2を混ぜても薬学的に問題が無く、処方医の意図も特に無いことが確認できればRP1とRP2を混ぜてお渡ししても差し支えない。
恐らくRP1とRP2を別々にしたいという意図が処方医にあるんだろうなあ、と推察して調剤をしている。
このようにすべきという統一したルールがあるわけではない。
そのため、薬剤師によって判断が分かれることもある。
抗生剤は別にしたほうが良いとか。
医療機関との話し合いで決められたルールもあるだろう。
患者が飲み分けしているという場合もあるので、個別の患者での取り決めがあることもある。
計量混合加算の算定要件には、
「計量混合調剤は、医薬品の特性を十分理解し、薬学的に問題ないと判断される場合に限り行うこと。」
と書かれている。
基本的に計量混合加算が取りたいと思っている薬剤師は、一緒に混ぜて調剤する。
しかし、分包品しか在庫が無い、という場合は開封して調剤するのも面倒なので、混合せずに分包品をそのまま渡す。
「面倒」というと語弊がある。開封して調剤することによる劣化を防ぐ、というのも薬学的判断。
計量混合加算について、ケース2の場合、用法も日数も同じなので2つの分包品を作っても1回しか加算は算定できない。
計量混合の手間賃については、納得がいかないことも多い。
軟膏の混合については手間がかかることに異論はない。
しかし、粉の混合については、混合ということよりも、粉を分包するという行為自体に手間がかかっているわけで、混合するか否かはあまり問題ではない。
1枚の処方せんに何種類も散剤が書かれていて、それぞれ混合しなかったとしても、かなりの手間がかかる。
おしまい。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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