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1番大きいカプセルは0号?
公開. 更新. 投稿者:製剤/ジェネリック.この記事は約2分26秒で読めます.
6,117 ビュー. カテゴリ:カプセルの大きさ
カプセルの1号と2号ってどっちが大きいの?
ラゲブリオカプセルって大きいよね、って思って調べたら長径21.7㎜と2㎝強の大きさ。バルトレックス錠が18.5mmなので、嚥下困難者にとっては飲むのが不可能レベルな大きさである。
大きいカプセルについて調べていたら、製剤の性状のところに「0号カプセル」という号数の記載がみられるものもあった。ハイドレアカプセル、ミコブティンカプセルなど。
日本薬局方カプセルの大きさは、
000号:25.8㎜
00号:23.0㎜
0号:21.2㎜ (ハイドレアカプセル500mg、ミコブティンカプセル150mgなど)
1号:19.0㎜ (イフェクサーSRカプセル75mg、パラミヂンカプセル300mgなど)
2号:17.5㎜ (イトリゾールカプセル50、ヘルベッサーRカプセル200mgなど)
3号:15.5㎜ (イフェクサーSRカプセル37.5mg、リザベンカプセル100mgなど)
4号:14.0㎜ (エブランチルカプセル30mg、ヘルベッサーRカプセル100mgなど)
5号:11.0㎜ (エブランチルカプセル15mg、ネキシウムカプセル10mg/20mgなど)
となっている。
0号の上に、00号さらに000号なんてものもある。-1号とかじゃないのね。
ただ、医薬品としては00号、000号という大きさの薬はみられないので、実質0号カプセルが医薬品としては一番大きなサイズになる。
錠剤は小さい方が良い?
「大は小を兼ねる」と言いますが、錠剤の大きさにおいては、大きい錠剤というのは飲みにくいので、嫌がられることが多い。
かといって、小さければ小さいほど良いのか?というと、そうでもなくて、あまり小さすぎると、手でつまみにくかったり、扱いにくいこともある。
錠剤が小さいと、一包化の際に、静電気で分包機にくっついて落ちないことがある。
くっついた錠剤が見つかれば良いが、見つからずに次の一包化患者の分包の際に落ちてきたら…そしてそれを監査時に見逃してしまったら…と、非常にやっかいな調剤ミスにつながる可能性がある。
錠剤をPTPシートからダイレクトに分包機に落とすと、静電気を帯びやすいようだ。いったん秤量皿(できればアルサーラのようなアルミ製秤量皿のほうが帯電しにくい)に錠剤を落としてから、ピンセットやスパーテルで分包機に落とす方が良いらしい。
ちなみに、私が知る限り、一番小さな錠剤は、
直径4.5㎜(重量0.0425g)のアマリール錠0.5㎎である。
その他、小さい錠剤で思い浮かぶものは、
プレドニン錠5㎎:直径約5㎜、重量約0.05g
レニベース錠2.5㎎:直径5.1㎜
シグマート錠2.5mg/シグマート錠5mg:直径5㎜、重量約50mg
ラミクタール錠小児用2mg:直径4.8㎜、重量約40㎎
といったものがある。
プレドニン錠はさらに小さい半錠にもできるように割線がついている。まあ、小さいけど錠剤の硬さはやわらかい方なので、割りにくくはない。ルネスタ錠2㎎の半割とかのほうが硬くて割りにくい。
でも、できればプレドニゾロン錠5㎎「トーワ」とか「旭化成」のほうが割りやすいし、バラツキも少なさそう。
正直、錠剤の大きさとしては6㎜は欲しいところです。大きい錠剤を小さくするのは技術的な難しさがあると思いますが、小さい錠剤を大きくするのは簡単だと思う。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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