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キシリトールで虫歯にならない?
公開. 更新. 投稿者:栄養/口腔ケア.この記事は約1分18秒で読めます.
2,143 ビュー. カテゴリ:キシリトールは歯に良い?
「キシリトールで虫歯にならないのはなぜですか?」と聞かれて困る私です。
キシリトールは砂糖と同じ甘さで、カロリーは砂糖より少ないため、甘味料として色々なものに使われています。
特に虫歯の予防に効果的であるとして、ガムによく使われています。
そもそも虫歯の原因は、口腔内の細菌で、主にミュータンス菌という細菌です。
ミュータンス菌が酸を作り、歯のエナメル質を溶かします。
ミュータンス菌が酸を作るには、糖類が必要で、特に砂糖が酸生成能が高いです。
キシリトールはミュータンス菌に分解されず、酸を作らない為、虫歯を誘発することがないので、歯に良いと言われています。
虫歯とキシリトール
キシリトールは糖アルコール(甘味料)の一種です。
厚生労働省は一九九七年に食品添加物として承認しました。
キシリトールが口の中に入ると、虫歯菌であるミュータンス菌の多くのタイプは、キシリトールを栄養源と判断し体内に取り込む。
ところがキシリトールは菌の体内で分解されないため、虫歯のもととなる酸を作れない。
またキシリトールは、菌の体内で他の糖の分解を妨げる成分に変わるため、ミュータンス菌はエネルギーを消耗し、弱って減っていきます。
カルシウムと結び付いて歯を強くしたり、ネバネバした歯垢を歯から落ちやすいタイプに変える働きもある。
注意点はキシリトールの含有量で、市販の商品は、キシリトールが糖分中の一部にとどまることが多く、虫歯の原因となる砂糖が含まれている場合もある。
必ずシュガーレスという表示のあるものを選ぶようにする。
多量摂取は人によって下痢になる場合もある。
虫歯になりにくい甘味料
甘味料 | 特徴 |
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アスパルテーム | アスパルテームは、砂糖の200倍の甘さをもつアミノ酸系甘味料です。 アスパラギン酸とフェニルアラニンから構成されており、いずれも生体内に存在するアミノ酸です。 砂糖の親戚ではなく、アミノ酸の親戚ですので、虫歯にならない甘味料です。 甘さが砂糖の200倍で、実際の使用量は砂糖の200分の一ですむことから、低カロリー甘味料として、ダイエット食品や糖尿病患者の治療食品などにも使用されています。 |
エリスリトール | エリスリトールは、キシリトールと同じ糖アルコールに分類される甘味料で、虫歯の原因にはなりません。 ぶどう糖を原料として酵母による発酵で作られます。 甘みの強さは砂糖の70~80%ですが、カロリーゼロのため糖尿病や肥満などでカロリー摂取制限を必要とする方に適した甘味料です。 すっきりした後味を持っていることから、ガムや飲料などシュガーレス食品の甘味料としても使用されています。 |
オリゴ糖 | オリゴ糖にはフラクトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、ガラクトオリゴ糖などがあります。 オリゴ糖の一つであるフラクトオリゴ糖や乳果オリゴ糖は、大腸内のビフィズス菌の増殖を促進する働き以外にも、虫歯なりくいという特徴をもった甘味料です。 砂糖は虫歯菌の栄養素になりますが、これらは甘味がありながら虫歯菌が食べ物として好まない構造をしているため、虫歯菌の栄養源にはなりません。 |
キシリトール | キシリトールは、砂糖に近い甘さを持つ甘味料です。 ソルビトール、マンニトール、エリスリトールなどと同じ糖アルコールに分類される。 砂糖とは構造が異なるため、虫歯の原因にはなりません。 虫歯予防効果もあります。 |
サッカリン | 砂糖の500倍の甘さがあるため、実際の使用量は砂糖の500分の一ですむことから、虫歯になりにくい甘味料です。 くせがあるので、ほかの甘味料と併用されます。 |
ステビア | ステビアは、砂糖の300倍の甘さをもつ甘味料です。 キク科の植物ステビア(ハーブの一種)の葉から抽出し精製したもので、日本で開発された虫歯になりにくい甘味料です。 アスパルテームと同様に、ダイエット食品や糖尿病患者の治療食品などにも使用されています。 |
パラチノース | パラチノースは、はちみつや砂糖きびの中にも含まれている甘味料です。 オリゴ糖の一つで、砂糖と同じブドウ糖と果糖からできていますが、構造は異なるので、虫歯菌の栄養素にはなりません。 甘さは砂糖の半分程度です。 |
マルチトール | マルチトールは、キシリトールと同じ糖アルコールに分類される甘味料で、虫歯の原因にはなりません。 甘みは砂糖に近く、すっきりした後味を持っていることから、ガムや飲料などシュガーレス食品の甘味料として使用されています。 |
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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