2024年11月22日更新.2,474記事.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたいなと。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ストミンAとナリピタンの違いは?

ナリピタンはストミンA?

「耳なり、肩こりにナリピタン」
という、とっても小林製薬らしいネーミングの耳鳴り治療薬があります。

このナリピタンの成分をみると、9錠中、

ニコチン酸アミド 180mg
カフェイン水和物 180mg
パパベリン塩酸塩 45mg
チアミン塩化物塩酸塩(ビタミンB1) 90mg
リボフラビン(ビタミンB2) 9mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 18mg
アロエ末 18mg
アミノ安息香酸エチル 270mg

いろいろ入っています。

ニコチン酸アミドとパパベリンといえば、医療用のストミンA。

ナリピタンの製品特徴を読むと、

有効成分ニコチン酸アミド、パパベリン塩酸塩が、血行を改善し、ビタミンB群が加齢とともに衰えた神経の調子を整え、耳なり、肩こりを改善します

パパベリンにも血管拡張作用があるのですね。

ナリピタンの効能効果は、

耳鳴症、皮膚炎、蕁麻疹(じんましん)、にきび、吹出物、肩こり

皮膚炎や蕁麻疹に対する効果は、クルフェニラミンマレイン酸塩が効いてそう。
にきびや吹き出物に対しては、アロエとかビタミンB群が効きそう。

肩こりにもビタミンB群が主に効いているのかなあ。
でも、血管拡張作用も働いていそうだから、ストミンAも肩こりに効くような気もする。

ストミンAの1日量、6錠中、
ニコチン酸アミドは180mg。
パパベリン塩酸塩 36mg。

ストミンAよりもナリピタンのほうが成分の種類も多いし、量も多いということで、優れた医薬品ぽい気がしてきた。

薬剤師

勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。

先生

そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。

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