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低栄養なのに肥満?
公開. 更新. 投稿者:栄養/口腔ケア.この記事は約1分52秒で読めます.
4,144 ビュー. カテゴリ:クワシオルコル型栄養障害
必要エネルギーが充足していても摂取タンパク質が不足すると、BMIは低下せずにアルブミン値が低下し、浮腫を呈し(クワシオルコル型栄養障害)、低栄養とはいっても、むしろ肥満傾向を呈するようになります。
これは経管栄養例でもしばしば経験され、流動食でもタンパク質含有割合の低い製品を長期的に利用すると、クワシオルコル型栄養障害に陥ります。
やや肥満傾向にあり、むくみが認められ、アルブミン低値を呈する場合には、この低栄養を疑い、タンパク質含有量の多い流動食への変更など、栄養内容を検討する必要があります。
経管栄養の方は寝たきりであることも多く、基礎代謝も低下しているほか、身体活動も一般の方よりも行われないので、必要なエネルギー量は算定された数値より低くなり、いわゆるカロリーオーバーになりがちです。
また、筋肉も委縮しやすくなるため、クワシオルコル型栄養障害に陥ると、浮腫のほか皮下脂肪も蓄積するようになります。
蓄積された脂肪を減らすことは容易ではありません。
特に身体を積極的に動かせない状態では極めて難しく、このため、痩身や脂肪の燃焼を促す補助食品類の使用が検討されます。
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