アレジオン眼瞼クリーム？

アレジオン眼瞼クリーム

目の周りにかゆみ止め塗ってもいいの？

アレジオン眼瞼クリームという製品が、2024年3月26日製造販売承認を取得した。

効能効果は「アレルギー性結膜炎」。用法用量は「通常、適量を１日１回上下眼瞼に塗布する」となる。眼瞼はまぶたのことなので、目の周りに塗ることで作用する。

眼軟膏と近いが、眼軟膏は結膜囊内（目の中）に塗布させることも想定しているが、アレジオン眼瞼クリームは結膜囊内に点眼してはいけない。

1日1回、眼瞼皮膚に塗布することで、有効成分が眼瞼を透過して結膜で持続的に作用する。
まぶたに塗るだけなので、点眼薬のように目に入れることが難しくなく、子供や高齢者でも使いやすい。

うちの子供も花粉症で、寝てる間にも目をかいているが、点眼薬と合わせて使用することで少しでもかゆみが軽減するとよいと思う。
ただ、アレジオン点眼薬とアレジオン眼瞼クリームの併用はレセプト的にどうだろう？とは思う。

アレジオン点眼液が0.5％、アレジオンLX点眼液が1.0％、アレジオン眼瞼クリームは0.5％なので濃度的にはアレジオン点眼液と同じ。併用しても副作用的にはさほど気にしなくてもよいだろう。

でも、個人的にはOTCで良いんじゃないかというたぐいの薬。
小林製薬の「マブタスッキリ」みたいなネーミングで。今は無理か。

アレジオン眼瞼クリームの使い方

アレジオン眼瞼クリームの使い方は、「まぶたに塗ればいいんでしょ」とあまり細かい指導はされないような気はするが、患者向け指導せんには細かく説明がある。

塗る量としては、チューブから押し出した約1.3㎝の量のクリーム。1FTUよりも少ない。1FTUだと手のひら2枚分になっちゃうから。

また、「まぶた」と聞くと、上まぶただけを想像して、下まぶたには塗らない人もいるが、上下のまぶたに塗布する。

眼軟膏とは違うので、「目に入った場合は、すぐに洗い流してください。」