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メトホルミンは空腹時に飲んじゃダメ?
公開. 更新. 投稿者:糖尿病.この記事は約2分30秒で読めます.
3,631 ビュー. カテゴリ:メトホルミンの用法
メトホルミンの用法は食前?食後?
メトグルコ(メトホルミン)の糖尿病での用法は、添付文書上以下のように記載されている。
〈2型糖尿病〉
通常、成人にはメトホルミン塩酸塩として1日500mgより開始し、1日2~3回に分割して食直前又は食後に経口投与する。
「食直前」または「食後」という飲み方である。
その理由として、空腹時服用では食後服用に比べて血中濃度が上昇し、消化器症状が現れやすくなると考えられている。
しかし、メトホルミンを配合している配合剤の用法は、食事に関する記載についてそれぞれ異なる。
エクメット配合錠の用法は、
通常、成人には1回1錠(ビルダグリプチン/メトホルミン塩酸塩として50mg/250mg又は50mg/500mg)を1日2回朝、夕に経口投与する。
イニシンク配合錠の用法は、
通常、成人には1日1回1錠(アログリプチン/メトホルミン塩酸塩として25mg/500mg)を食直前又は食後に経口投与する。
メタクト配合錠の用法は、
通常、成人には1日1回1錠(ピオグリタゾン/メトホルミン塩酸塩として15mg/500mg又は30mg/500mg)を朝食後に経口投与する。
メトアナ配合錠の用法は、
通常、成人には1回1錠(アナグリプチン/メトホルミン塩酸塩として100mg/250mg又は100mg/500mg)を1日2回朝夕に経口投与する。
ちなみにグリコラン錠の用法もちょっと違う。
通常、成人にはメトホルミン塩酸塩として1日量500mgより開始し、1日2~3回食後に分割経口投与する。維持量は効果を観察しながら決めるが、1日最高投与量は750mgとする。
糖尿病の薬は、食後過血糖改善薬のαグルコシダーゼ阻害薬、グリニド系薬など、食直前の用法を指示されているものも多く、一包化する際に食後の薬も「食直前」にまとめる形で処方すべて食直前の用法にしてくる医師もいるので保険適応上の用法を確認することも必要だ。
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