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副反応の痛みにカロナールを使っていい?
公開. 更新. 投稿者:痛み/鎮痛薬. タグ:新型コロナ. この記事は約1分4秒で読めます.
5,532 ビュー. カテゴリ:各種疾患及び症状における鎮痛
ワクチンの副反応にカロナール処方されるけどいいの?
アセトアミノフェン製剤であるカロナールの適応症は、添付文書に以下のように記載されている。
〇下記の疾患並びに症状の鎮痛
頭痛、耳痛、症候性神経痛、腰痛症、筋肉痛、打撲痛、捻挫痛、月経痛、分娩後痛、がんによる疼痛、歯痛、歯科治療後の疼痛、変形性関節症〇下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)〇小児科領域における解熱・鎮痛
そのため、ワクチンの副反応による痛みに処方することはできなかった。。。ハズ
それが、この度、2022年7月29日に、公知申請により、効能効果が「各種疾患及び症状における鎮痛」となり、疾患の縛りが無くなりました。
新たに薬事・食品衛生審議会において公知申請に関する事前評価を受けた医薬品の適応外使用について
今までも、ある程度適応外で処方されてはいただろう。しかし、今後は堂々と処方することができる。
この影響もあり、カロナールの出荷調整で、薬局になかなか入荷しない事態となっている。整形外科の門前である輪が薬局はお盆前に戦々恐々としているのである。
ちなみに、「今度、新型コロナワクチンの予防接種を行うので、予めカロナールを処方してもらいたい」という予防的な処方は今後もできないので、市販のタイレノールをお買い求めください。でもまだ入手困難かな。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。