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イグザレルトドライシロップ小児用51.7mgと103.4mgの違い
公開. 更新. 投稿者:脳梗塞/血栓.この記事は約2分23秒で読めます.
5,295 ビュー. カテゴリ:イグザレルトドライシロップ小児用
恐らく処方箋を受け付けることは無いだろうと思われるが、抗血栓薬イグザレルトの小児用ドライシロップがある。
商品名は「イグザレルトドライシロップ小児用51.7mg/イグザレルトドライシロップ小児用103.4mg」?
51.7mg/gと103.4mg/gってこと?いや、そんなわけないだろう。
端数も気になる。
商品名を見ただけで「?」なのだが、薬価収載単位は「瓶」となっている。つまり、瓶ごと渡すということ。
瓶ごと渡すのはまあヨシとして、なんで2規格収載しているのかはよくわかりません。
小さい方だけにすると薬価高くなるから、大きい方も収載させとけ、ってことかな。
処方箋に記載するときには、「イグザレルトドライシロップ小児用51.7mg 1瓶」と書いて、用法部分に詳細を記載するという形なのだろうか?
それだと「何日分」という記載が無くなるけど、それでもOKなのかな。処方箋の記載方法についてはメーカーなどに確認してみてください。
患者家族が作る形になるので、取扱説明書は必ず渡さなければいけない。
イグザレルトドライシロップの調整方法
イグザレルトドライシロップの瓶に水を入れて調整すると、
51.7mg入り瓶については1瓶に水50mL、103.4mg入り瓶については1瓶に水100mLを加えて懸濁すると、リバーロキサバンとして1mg/mLの懸濁液となる。
1mg/mLの溶液になる。
「分包して交付しないこと。」と記載されているので、やはり瓶ごと渡さなけばならない。薬価収載単位も瓶なので、小分けにして計算することはできません。
イグザレルトドライシロップの用法
イグザレルトドライシロップの用法用量は以下の通り。
通常、体重2.6kg以上12kg未満の小児には下記の用量を1回量とし、1日3回経口投与する。体重12kg以上30kg未満の小児にはリバーロキサバンとして5㎎を1日2回、体重30kg以上の小児には15mgを1日1回経口投与する。いずれも空腹時を避けて投与し、1日1回、2回及び3回投与においては、それぞれ約24時間、約12時間及び約8時間おきに投与する。
12kg未満だと1日3回、12kg以上だと1日2回or1日1回となる。
イグザレルトドライシロップの取り扱い説明書に、「服用量・服用回数」の記載があるが、「イグザレルトドライシロップ小児用103.4mg」の用法には、1日1回~1日3回の記載があるが、「イグザレルトドライシロップ小児用51.7mg」の用法には、1日3回の記載しかなかった。
つまり、「イグザレルトドライシロップ小児用51.7mg」は12kg未満の患者での使用しか想定されていないということだ。
確かに、12kg以上の患者に「イグザレルトドライシロップ小児用51.7mg」で投薬してたら、1瓶3~5日で無くなっちゃうし、コストかかるからね。「イグザレルトドライシロップ小児用103.4mg」で調剤した方が良い。
でも、添付文書に明記されているわけではないので、保険請求上切られるかどうかは不明。
ちなみに、イグザレルトドライシロップ小児用51.7mgの薬価は5308.3円/瓶で、イグザレルトドライシロップ小児用103.4mgの薬価は9046.2円/瓶なので、大きい方がかなりお買い得。
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