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注射するとき皮膚をつまんじゃダメ?
公開. 更新. 投稿者:糖尿病.この記事は約5分10秒で読めます.
7,491 ビュー. カテゴリ:インスリン注射の基本的な手順
インスリン注射を行う際の基本的な手順は以下の通り。
①キャップを外し、ゴム栓を消毒する
②注射針を付ける
③懸濁製剤は白く濁るまで往復10回以上、上下に振る
④空打ちの目盛りに合わせ、針先を上に向けて気泡を集める。注入ボタンを押し、薬液が出ることを確認する。空打ちは毎回行う
⑤目盛りが0に戻ったことを確認し、注射する単位に合わせる
⑥注射部位を消毒する。注射部位は毎回ずらす
⑦皮膚をつまんで注射針をまっすぐ刺し、注入ボタンを押す。そのまま5~10秒数える(製剤により異なる)
⑧注入ボタンを押したまま針を抜く
⑨針ケースをかぶせて針を外し、正しく廃棄する
以下の点が要注意ポイント。
・注射する前に空打ちしているか
・注射の際、注入ボタンを押し切っているか
・針をつけっぱなしにしていないか
・注射する場所を毎回変えているか
・腹部など注射部位周辺にしこり(硬結)がないか
・インスリンが変色していないか(高温下での保管、血液の混入[逆血]などが起きていないか)
・インスリン注入器を入れているケースが白っぽいなど汚れていないか(針をつけっぱなしにしていてインスリンが漏れている可能性がないか)
ここで、手順⑦の「皮膚をつまんで」という部分が、最近では違うという話を聞いた。
以前は皮膚をつまんで穿刺していたが、最近は長さ4mmの短い針が主流であり、原則つままなくてよいとのこと。
また、強くつまみすぎると筋肉の組織まで持ち上げてしまうことがあり、筋肉内注射となって早く吸収されてしまうこともあるので、注意する。
適正な深さに穿刺するためには、皮膚面に対して垂直、きれいにスタンプを押すように穿刺する。
インスリン注射後10秒待つ理由
注射部位にインスリン液を注入後5~10秒(インスリン注入器により異なる)おいてから、針を注入部から抜くことになっている。
これは、注入ボタンを完全に押し切っても、まだインスリン液が針の中を流れているため、インスリン液が完全に流れ出る時間を考慮してのこと。
注入ボタンを押してすぐ針を抜いてしまうと、針先からインスリン液がまだ出ていることがあり、その場合、注射しようとしたインスリン液全量が注入されなかったことになる。
全量を注入するために、5~10秒待ってから針を注入部から抜くようにする。
また、5~10秒カウントしている間は、注入ボタンを押したままにしておく必要がある。
これは、血液や皮下組織がインスリンカートリッジ内に逆流(逆血)するのを防ぐためである。
5~10秒カウントすることに意識が集中し、注入ボタンから指を離してしまう患者がいる。
針を抜くまでは注入ボタンを押しているように。
押したまま針を抜く理由
注入時に針がまだあるうちにピストン押下をやめると、自己血を注入器内に吸引してインスリンを汚染してしまうことがあり、これが不良品として持ち込まれることもあります。
現在、インスリンカートリッジは1本当たり300単位のインスリン製剤が含有されているため、患者さんはこのインスリンカートリッジ内のインスリンを数回に分けて使用することになる。
そこで、試用期間にインスリンカートリッジ内へ異物が混入しないよう配慮することも重要となる。
注射後、カウントしてから抜針するが、それまでの間、注入ボタンは押したままにしなければならない。
抜針前に注入ボタンから指を外してしまうと、わずかにインスリンカートリッジ内が陰圧になり、インスリンカートリッジ内に血液が逆流(逆血)することがある。
また、このような理由から1本のインスリン注入器を他人にしようしてはならない。
注射液はすぐには出ない
極細の注射針を使用しているため、注入時の圧力が高くなっています。
インスリンは一度には出にくくなっているので、インスリン流出時間を確保しなければなりません。
10数えても10秒にはならない
メーカーの説明書に記載されている時間(5~10秒)以上のカウント時間を確保することが重要です。
しかし、数を数えても正確にその時間に達していないことは多くみられます。
時々、時計の秒針を見ながらカウント時間を意識してもらうことが大切です。
長めにカウント時間を確保するために「10秒以上カウント」と声かけすることも効果的です。
学生のころ、よくストップウォッチで10秒ピッタリで止めるという遊びをしていました。
結構得意でした。
私の体内時計は正確なようです。
でも、普通「10秒数えてください」と言われても、10秒も待てないことが多いらしい。
インスリン注射の手技で、注入ボタンを押しきってから10秒待つ、というのがありますが、10秒も待てない人が多い。
慣れてくると余計に。
注入ボタンを押し切ったあとも、しばらくは注射針の先からインスリンが出ています。この間に針を抜いてしまうと、インスリンが漏れ出して、設定した量をしっかり注射できません。
注入ボタンを押し切ったあとに待つ時間は、注入器によって5秒や6秒、または10秒というものまでいくつか違いがあります。ただし、どの注入器でも、短いよりは長く待ったほうがより確実です。
10秒は長い
自己注射では、注入ボタンを完全に押し込んだらインスリンの流出時間を確保するために5~10秒以上カウントしなければならない。
これは極細の注射針を使用しているために必要不可欠な手技となる。
しかし、多くの場合、患者さんが数えている時間は目標のカウント時間より短い傾向にある。
カウント時間が短いと、抜針した針先から数滴のインスリンが滴下する。
滴下量3~5滴はインスリン1単位量に相当する。
すなわち、十分にカウント時間を確保しないとインスリン注入量が不正確になることにつながる。
インスリン注入後の待ち時間は6秒?
インスリン注射注入後には、すぐに針を抜かず、5秒から10秒くらい待ってから針を抜くように説明する。
と、おおまかに説明していましたが、トレシーバの使い方を読んでいたら、「6秒」という具体的な数字が。
トレシーバ®注フレックスタッチ®正しい使い方 – ノボ ノルディスク ファーマ株式会社
ランタス注 ソロスター、アピドラ注 ソロスターの使い方について|サノフィの糖尿病情報
ランタス、アピドラは10秒。
ノボラピッド®注フレックスペン®の使い方 | 糖尿病や血糖値の情報サイト【糖尿病サイト】
レベミル®注フレックスペン®の使い方 | 糖尿病や血糖値の情報サイト【糖尿病サイト】
ノボラピッド、レベミルは6秒。
ミリオペン®の使い方 | Diabetes.co.jp
ヒューマログは5秒だった。
ただ単にメーカーによる設定の違いなだけで、デバイスの性能とかは関係なさそう。
6秒以上
皮下に注射し、完全にインスリンを注入するためには、注入ボタンを押した状態で6秒以上針を刺したままにする必要がある。
そのため、注射後、針を抜くまでは注入ボタンを押した状態を保つことが重要である。
注入ボタンを押している指の力を途中で緩めると、まれにインスリンカートリッジ内に血液が混入することがある。
血液が混入してしまった場合には、新しいインスリンに交換する。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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