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ラクツロースシロップを分包品で調剤しちゃダメ?
公開. 更新. 投稿者:肝炎/膵炎/胆道疾患.この記事は約1分9秒で読めます.
4,344 ビュー. カテゴリ:ラクツロース・シロップ60%「コーワ」とラクツロース・シロップ60%分包10mL「コーワ」
ラクツロース製剤といえば、モニラックシロップは小児の便秘に処方されるのを調剤したことはあるが、それ以外は扱ったことはない。
ラクツロース・シロップ60%「コーワ」の適応症は、高アンモニア血症に伴う精神神経障害、脳波異常、手指振戦の改善のみ。
このラクツロース・シロップ60%「コーワ」ですが、500mLの瓶と10mLと15mLの分包品の製剤があります。
そしてそれぞれ薬価が異なる。2019年5月現在、
ラクツロース・シロップ60%「コーワ」の薬価は、5.8円/mL
ラクツロース・シロップ60%分包10mL「コーワ」の薬価は、53.8円/包
ラクツロース・シロップ60%分包15mL「コーワ」の薬価は、80円/包
1日量60mLを分2で調剤しようとしたら、15mL分包品の場合は320円、10mL分包品の場合は322.8円、瓶で計量したら348円という薬価になる。
10mLの分包品と15mLの分包品両方とも在庫するのは嫌だからという理由で瓶で在庫したとしても、分包品の処方で計量調剤することは保険請求上ダメということになる。
わかりにくい。
分包品のほうがメーカー的には手間がかかっているので高くなりそうなものですが。よく売れるほうが薬価は下がるということでしょうか。薬剤師的には瓶から計量したほうが手間はかかる。しかし、手間賃の算定は調剤報酬のほうでしてもらいたい。
とにかく調剤上融通を利かせられなくなるのが一番困る。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。