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クレナフィンの開封後の使用期限は?
公開. 更新. 投稿者:皮膚感染症/水虫/ヘルペス.この記事は約1分4秒で読めます.
4,635 ビュー. カテゴリ:クレナフィンの使用期限
過去のDIを見ていたら、2018年9月の添付文書改訂でクレナフィン爪外用液の開封後の使用期限が4週間から12週間に伸びたとあった。
クレナフィン爪外用液の添付文書の取扱い上の注意には、
「開封後12週間経過した場合は、残液を使用しないこと。」
と記載されていた。
例えば、インタール点眼液、ケタス点眼液には、
「開封後1ヵ月経過した場合は、残液を使用しない」
キサラタン点眼液、ザラカム配合点眼液には、
「開封後4週間経過した場合は、残液を使用しないこと。」
という記載がみられるが、目薬が開封後1か月期限というのは、汚染された場合の眼病のリスクから理解できる。
ただ、今まで軟膏・クリーム・ローションなどの外用塗布剤の汚染リスクと使用期限について、添付文書に明確に記載されているものを見たことが無かったので、このクレナフィンの使用期限の記載に少し驚いた。
同じ抗真菌薬外用液のルコナック爪外用液には、使用期限に関する記載はない。
軟膏に比べて、液体が汚染されやすいというのであれば、他のローション剤についても使用期限の記載がみられていいが、見つからない。
クレナフィンが他の液剤と比べて汚染されやすいとしたら、ハケの部分であろう。中の液剤は汚染されていなくても、患部に直接触れるハケの部分が汚染される可能性は高い。
高い薬だから、患者的には期限が伸びるのは助かるだろうね。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。