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ラテックスアレルギーに禁忌の注射薬?
公開. 更新. 投稿者:服薬指導/薬歴/検査.この記事は約1分25秒で読めます.
4,512 ビュー. カテゴリ:ラテックスアレルギー
ラテックスアレルギーとは、ゴム手袋やゴム風船などに含まれるラテックスと呼ばれる成分によって引き起こされるアレルギー性疾患です。
医療従事者には有名なアレルギーであるため、代替品への切り替えが進んでいるのだろう、と思いきやいまだに天然ゴムラテックスを添加物として使用しているテープ剤もある。
2019年2月現在、
ケトプロフェンテープ「SN」
ケトプロフェンテープ「トーワ」
ケトプロフェンテープ「日医工」
ケトプロフェンテープ「杏林」
ケトプロフェンテープ「BMD」
セラスターテープ70
フェルビナクテープ70mg「EMEC」
フループテープ
の添加物に、天然ゴムラテックスが入っている。
ジェネリック医薬品はコストの面とかで添加物の切り替えは難航するのだろう。
しかし、薬剤師的にはこれらのジェネリックへの変更調剤は慎重に考えたくなる。
添付文書を調べると、添加物に天然ゴムを含んでいるこれらの貼付剤以外に、天然ゴムラテックスに関する記述のある薬がみられた。
以下の薬である。
アリクストラ皮下注
イミグランキット皮下注
ガニレスト皮下注
コセンティクス皮下注
シンポニー皮下注
ステラーラ皮下注
フィルグラスチムBS注
プラリア皮下注
レパーサ皮下注
なぜ注射剤で天然ゴムアレルギー?と思い、プラリア皮下注の添付文書をみると、
本剤のシリンジ注射針カバーは、天然ゴム(ラテックス)を含み、アレルギー反応を起こすことがあるので、投与に際し、問診を行うこと。また、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
注射カバーに天然ゴムが含まれているから、アレルギー反応を起こす可能性があると。
そこまで考慮する必要があるとは。
これらの注射剤はジェネリックじゃないし、そこそこの薬価がつけられているし、添付文書にそんな記述するくらいなら他の成分に変えたほうが良いんじゃないかと思うのですが。注射カバーの素材なんて何でもよくない?のかな。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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