更新日:2016年12月15日.全記事数:3,095件

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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処方箋の再発行に係る薬剤料は自費?


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処方せんの再発行

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よく処方せんの有効期限4日を過ぎたので、処方せんを再発行してもらった、という患者がいる。

薬局では「ああ、そうですか」と、保険番号も書かれているので、通常通り調剤する。

ふと、「これでいいのか?」と考える。

例えば、薬を紛失した場合、その費用については自己負担が求められている。
↓過去記事参照
「薬を無くしたら薬だけもらえる?」

処方せんの再発行も自費で行っているのだろうか?

Q.4 処方せんを交付後、患者が調剤薬局で投薬を受ける前に処方せんを紛失したため、処方せんの再発行を求めてきた場合、保険診療として扱って良いか。
処方せんによる投薬を受けず、有効期間を超えてしまった場合はどうなるか。
A.4 患者の過失により紛失した処方せんを再発行する場合は、保険診療とせず自費扱いとなる。処方せんには再発行である旨分かるように記載する。この場合、薬剤については受け取っておらず保険による給付を受けていないので、調剤薬局では保険給付の対象となる。処方せんの有効期間が失効し、再発行する場合も原則として紛失した場合と同様に取り扱う。【12.10.05】保険請求Q&A(医科):愛知県保険医協会

病院での再発行手数料は自費ですが、薬局では調剤報酬を請求して差し支えない。
しかし、処方せんを紛失したと嘘をついて別の薬局で2回同じ薬をもらうという狡い患者もいるので注意。

処方した薬は受け取っているのか?

医師は処方せんを発行したら、当然患者は薬局で薬をもらっているハズ。

と、思っているのだろうか。

以前、認知症の患者で、発行された処方せんを薬局に持っていかずに、自宅にそのまま持って帰っていた、というケースを勉強会で聞いた。
そのケースでは問題が発覚した時点で、居宅療養管理指導を行うことになったそうですが。

風邪薬など、飲んでも飲まなくてもどうでもいいような薬であれば、薬局で薬をもらおうがもらうまいがどうでもいいだろう。
しかし、大切な薬であれば、医師も確実に薬を受け取ったのかどうか把握したいと思うのではなかろうか。

期限切れの処方せんを持ってきた患者さんに、期限切れのため調剤できない旨を説明し、病院に再発行してもらうように伝えることもしばしばあります。

と、ここまで書いて、そんなに患者のことを心配する医師も少ないかなあと思った。
診察予定日に患者が来なかった場合、患者宅に連絡をするような医療機関の話は聞いたことがない。
薬局はそれ以上に、来なくなった患者のことを気にもかけない。

しかし、医師や薬剤師が心配するしないとか関係なく、薬物療法の必要な患者が薬を受け取っていないとしたら、将来的に余計な医療費がかかる可能性もあるわけで、処方せんが発行されたのであれば、患者は漏れなくその薬を受け取る必要があると思う。

処方せんの発行元には、患者が薬を受け取ったのかどうか、わかるようなシステムがあったほうが良いかもなあ、となんとなく思った。

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