更新日:2015年10月22日.全記事数:3,191件.

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天気痛に酔い止め薬が効く?


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天気痛と酔い止め薬

先日、ためしてガッテンで「天気痛」に関する話があり、その天気痛に乗り物酔い止め薬が効くという話があったそうです。

ホームページを見ると、

天気痛は、乗りもの酔い止め薬を飲むことで治すことができます。ただし、痛むときに飲んでも効果は期待できません。痛む前の予兆を感じたときに飲むのが効果的です。

※酔い止め薬の効能にあるような予兆(めまい、吐き気・頭痛など)がある場合には、試してみてください。ただし、副作用や他の薬との飲み合わせもあるため、かかりつけ医と相談の上服用してください。また、酔い止め購入の際には薬店などの薬剤師に内耳に作用するタイプかたずねてからご購入ください。

「天気痛は、乗りもの酔い止め薬を飲むことで治すことができます。」断言してます。
「酔い止め薬の効能にあるような予兆(めまい、吐き気・頭痛など)がある場合には、試してみてください。」勧めちゃってます。

どーなんでしょうか。

乗り物酔い止めの効能効果は、「乗物酔いによるはきけ・めまい・頭痛の予防および緩和」であって、乗り物酔いを前提としています。
天気痛に使いたい、というお客さんが来ても、正直勧められるものではない。

天気痛とは?

そもそも「天気痛」というものが何なのか。
関節リウマチまで含めて天気痛と呼ぶのか。
関節リウマチと内耳は関係ないだろうと思うのですが。

気圧が変化すると、内耳の気圧センサーが興奮し、脳が混乱する。
このストレスが、持病や古傷の痛み神経につながっている交感神経を興奮させて、普段は感じない痛みを増強させるというメカニズム。
天気痛も車酔いも、内耳の混乱が原因なので、内耳にある神経を鎮める働きがある酔い止め薬が効果を発揮するというわけ。

説明だけ聞くと、効きそうな気もしますね。

しかし、乗り物酔い止めとして使う場合であれば、乗り物に乗る前、という服薬タイミングで飲めばよいでしょう。
しかし、天気痛の予防として酔い止めを使う場合、いつ飲めばよいのか。

Q.気分が悪くなってから服用しても、効果はありますか?
A.乗物酔いが起きてからでも、乗物酔いによるはきけ・めまい・頭痛などを緩和します。

Q.服用後、どのくらいで効果が現れますか?また、作用持続時間は?
A.個人差もございますが、服用後30分から1時間くらいで効果が現れます。作用持続時間はおよそ12時間です。製品に関するよくあるお問い合わせ(アネロン「キャップ」)-お問い合わせ【エスエス製薬】

でも、ふつうの痛み止めを使うにしても、痛みが起きてからの服薬タイミングとか、効果持続時間については満足できない部分もあるので、選択肢としてはアリなのかも知れない。
天気による影響が強い痛みには試してみてもいいかも。

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