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当帰芍薬散が耳鳴りに効く?
公開. 更新. 投稿者:漢方薬/生薬.この記事は約2分33秒で読めます.
1,792 ビュー. カテゴリ:ナリピタン当帰芍薬散錠
ナリピタンって当帰芍薬散なの?
耳鳴りに効く漢方薬として、「ナリピタン 当帰芍薬散錠」という小林製薬のOTCがある。
風邪にカコナール(葛根湯)→わかる
頻尿にハルンケア(八味地黄丸)→わかる
肥満にナイシトール(防風通聖散)→わかる
こむらがえりにコムレケア(芍薬甘草湯)→わかる
咳・痰・息切れにダスモック(清肺湯)→わかる
残尿感にボウコレン(五淋散)→わかる
二日酔いにアルピタン(五苓散)→わかる
胃酸の逆流にギャクリア(六君子湯)→わかる
耳鳴りにナリピタン(当帰芍薬散)→よくわからない
耳鳴りの治療に用いる漢方薬をあまり知らないだけかも知れないが、当帰芍薬散は思い浮かばない。
当帰芍薬散といえば婦人科系の疾患でよく使われる薬である。
ツムラ当帰芍薬散の適応症は、以下のようになっている。
筋肉が一体に軟弱で疲労しやすく、腰脚の冷えやすいものの次の諸症
貧血、倦怠感、更年期障害(頭重、頭痛、めまい、肩こり等)、月経不順、月経困難、不妊症、動悸、慢性腎炎、妊娠中の諸病(浮腫、習慣性流産、痔、腹痛)、脚気、半身不随、心臓弁膜症
耳鳴りとは書いていない。
しかし、クラシエの当帰芍薬散には以下のように書かれている。
比較的体力が乏しく、冷え症で貧血の傾向があり、疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴える次の諸症:
月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害 (貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ
耳鳴りは、難聴やめまいと関連が強く、めまいに使われる漢方薬が耳鳴りにも用いられたりする。
耳鳴りに使われる漢方薬としては、「七物降下湯」「苓桂朮甘湯」「八味地黄丸」などもある。
西洋薬を使う場合は、ストミンAとか、メチコバール、アデホスといった選択肢になる。
耳鳴りの原因として、ストレス性、心因性のものも多いことを考えると、「ナリピタン」というネーミングのプラセボ効果が一番効果的なのではないかとも思う。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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