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服薬中断したら初期量からやり直し?
公開. 更新. 投稿者:調剤/調剤過誤.この記事は約1分57秒で読めます.
4,461 ビュー. カテゴリ:何日以上中断したら初期用量からの再開?
薬を何日も飲み忘れてしまう。そんなことも実際あります。
症状が落ち着いていたり、そもそも症状がなく予防的に飲んでいるような薬だと、起こりやすい。
ずっと同じ量で服用するような薬であれば、再開時の用量を気にする必要はないが、漸増(だんだん増やしていく)するような薬だと、再開時の用量が気になる、こともある。いや、本当はない。あまり考えたことがない。
添付文書上、漸増する薬で再開する際に初期量からやり直す必要がある薬と、その中断時の間隔について添付文書に明確に記載されている薬には以下のようなものがある。
医薬品名 | 添付文書の記載 |
---|---|
アーチスト | 2週間以上休薬した後、投与を再開する場合には、「用法・用量」の項に従って、低用量から開始し、段階的に増量すること。 |
アリセプト | (HPの記載)再開投与量について検討したデータはありませんが、国内の第Ⅲ相臨床試験では、休薬3週間以内ではアリセプトの血中濃度が0になっていないことが確認されているため、5mgから投与してもよいと考えております。 |
クロザリル | 2日以上の休薬後に治療を再開する場合には、治療開始時と同様に低用量から漸増し、用量設定を行うこと。 |
コンサータ | 本剤若しくは他のメチルフェニデート塩酸塩製剤の服用を1ヵ月以上休薬した後に本剤を服用する場合は、18mgを初回用量とすること。 |
メインテート | 2週間以上休薬した後、投与を再開する場合には、「用法・用量」の項に従って、低用量から開始し、段階的に増量すること。 |
メーゼント | 維持用量投与時に4日間以上連続して本剤を休薬した場合においても、初回投与時と同様に、開始用量である0.25mgから投与を再開し、用法及び用量のとおり漸増すること。 |
ラミクタール | 投与中止から本剤の消失半減期の5倍の期間(バルプロ酸ナトリウムを併用した時は約350時間、バルプロ酸ナトリウムを併用せず本剤のグルクロン酸抱合を誘導する薬剤を併用した時は約65時間(いずれも外国人のデータ)、バルプロ酸ナトリウムも本剤のグルクロン酸抱合を誘導する薬剤も併用しなかった時は約170時間)を経過している場合は、初回用量から再開することが推奨される。 |
リバスタッチ/イクセロン | 休薬期間が4日程度の場合は、休薬前と同じ用量又は休薬前に忍容であった用量で投与を再開する。それ以外の場合は本剤の開始用量(4.5mg又は9mg)を用いて投与を再開する。 |
漸増する薬でよく処方を見かけるのは、アリセプトであるが、アリセプトの服薬中断期間については、ホームページに記載がある。
アリセプトは3週間中断したら初期量からとなるが、同じ認知症治療薬のリバスタッチ/イクセロンパッチは4日使い忘れたら初期量からになる。
4日くらいなら使い忘れる可能性はある。認知症患者だし。
でも、患者自身が途中から漸増もできないし、そのまま同じパッチ剤使うしかない。
「使い忘れたらまた初めからやり直しですよ」とプレッシャーをかけることで、コンプライアンスを維持できる、かもしれない。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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