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インスリン製剤の開封後の使用期限は?
公開. 更新. 投稿者:糖尿病.この記事は約1分59秒で読めます.
8,755 ビュー. カテゴリ:インスリン製剤は1か月で捨てる?
トレシーバの添付文書をみると、「適用上の注意」に、
2. 保存時
使用中は冷蔵庫に入れず、室温に保管し、8週間以内に使用すること。残った場合は廃棄すること。
8週間ももつんだ。と、初めて知った。
ちなみにその他のインスリン製剤、GLP-1アナログ製剤も含めた開封後の使用期限の目安は、
薬品名 | 期限 | 添付文書の記載 |
---|---|---|
ゾルトファイ配合注 | 3週間 | 使用中は室温(30℃以下)にキャップ等により遮光して保管し、3週間以内に使用すること。ただし、25℃以下の保管であれば、4週間以内に使用すること。冷蔵庫保管(2~8℃)も可能であるが、凍結を避け、4週間以内に使用すること。 |
ノボラピッド注 | 4週間 | 使用中は冷蔵庫に入れず、キャップ等により遮光して室温に保管し、4週間以内に使用すること。 |
ノボラピッド30ミックス注/50ミックス注/70ミックス注 | 4週間 | 使用中は冷蔵庫に入れず、キャップ等により遮光して室温に保管し、4週間以内に使用すること。 |
ランタス注 | 4週間 | 使用開始後4週間を超えたものは使用しないこと。使用時の安定性試験に基づく。 |
アピドラ注 | 4週間 | 使用開始後4週間を超えたものは使用しないこと。使用時の安定性試験(25℃)に基づく。 |
ライゾデグ配合注 | 4週間 | 使用中は室温にキャップ等により遮光して保管し、4週間以内に使用すること。 |
ビデュリオン皮下注 | 4週間 | やむを得ず室温で保存する場合は、30℃以下で遮光して保存し、4週間以内に使用すること。 |
フィアスプ注 | 4週間 | 使用中は冷蔵庫に入れず、室温にキャップ等により遮光して保管し、4週間以内に使用すること。 |
レベミル注 | 6週間 | 使用中は室温にキャップ等により遮光して保管し、6週間以内に使用すること |
ノボリンR注/N注/30R注/イノレット30R注 | 6週間 | 使用中は冷蔵庫に入れず、キャップ等により遮光して室温に保管し、6週間以内に使用すること。 |
ランタスXR注 | 6週間 | 使用開始後6週間を超えたものは使用しないこと。使用時の安定性試験(25±2℃)に基づく。 |
トルリシティ皮下注 | 14日間 | 室温で保存する場合は、14日以内に使用すること。 |
ヒューマログミックス25注/50注 | 28日間 | 使用開始後28日間は安定である(使用時の安定性を確認した試験により、使用時安定性が確認された期間)。 |
ヒューマリンR注/N注/3/7注 | 28日間 | 使用開始後は30℃以下で保存し、28日以内に使用すること。 |
インスリングラルギンBS注「リリー」 | 28日間 | 使用開始後4週間を超えたものは使用しないこと。(使用時の安定性試験に基づく。) |
ビクトーザ皮下注 | 30日間 | 使用開始後は、キャップ等により遮光して室温に保管し、30日以内に使用すること。 |
バイエッタ皮下注 | 30日間 | 使用開始後30日以内に使用すること。 |
リキスミア皮下注 | 30日間 | 使用開始後30日以内に使用すること。[使用時の安定性試験(25℃)に基づく。] |
トレシーバ注 | 8週間 | 使用中は室温にキャップ等により遮光して保管し、8週間以内に使用すること。冷蔵庫保管(2~8℃)も可能であるが、凍結を避けること。 |
となっている。
液体なので、点眼薬と似たような感じで、1か月程度が開封後の使用期限の目安となる。
ランタスやトレシーバなどの1日1回製剤で、1日4単位とか6単位といった処方も見かけるが、1本300単位だと、4単位+空打ち2単位で50日、1か月以上持ってしまう。
1瓶1000単位のバイアルなら166日、5ヶ月以上持ってしまう。バイアルの処方なんていまどき見かけませんが。
やはりトレシーバくらい、開封後8週間くらいは欲しい。
GLP-1受容体作動薬のトルリシティは14日間しかもたないのか、と思ったら、1回1本らしいので、問題ない。
添付文書の文章も「室温で保存する場合は、14日以内に使用すること。その際には、遮光にて保存し、また30℃を超える場所で保存しないこと。」と書かれており、「開封後」ではなく「室温で保存する場合」なので、基本的に冷蔵庫に保管しておけば問題ない。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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