注射剤は箱から出して渡しちゃダメ？

箱のまま保管

レパーサ皮下注ペンの保管方法をメーカーのサイトで確認していたら「箱のまま保管」となっていた。

理由としては「光や衝撃を受けないため」らしい。

インスリンやインクレチン関連の注射剤では気にしたこともなかった。

高価な薬だから、だろうか。デリケートに扱った方がよいということだろうか。

インスリン製剤は、1箱に2本入れとかが多いから、1本で渡したら残りの1本は必然的に箱なし状態になるので、「箱のまま保管」はできないしね。

レパーサ以外にもこのような説明のある自己注射剤は複数あった。
しかし、添付文書上の貯法などに特別な記載があるわけではないので、普通に外箱あけて渡しちゃうケースは多いだろう。気をつけよう。

外箱に入れたまま保管する薬

レパーサ皮下注ペン、オートミニドーザー：「箱に入れたまま保管し、光や衝撃を受けないようにしてください。」（メーカーHP）

アクテムラ皮下注シリンジ、オートインジェクター：「病院・薬局から帰宅後速やかに、箱のまま必ず冷蔵庫※（2～8℃）で保管してください。」（メーカーHP）

トルツ皮下注シリンジ、オートインジェクター：「本剤は外箱に入れたまま、冷蔵庫（2～8℃）に遮光保存してください。」（使い方クイックガイド）

ヒュミラ皮下注シリンジ、ペン：「お薬の入ったペンは､箱のまま必ず冷蔵庫で保管してください ｡」（自己注射のためのガイドブック）

ちなみに各薬剤の薬価は以下の通り。

レパーサ皮下注ペン：￥24344
レパーサ皮下注オートミニドーザー：￥47274
アクテムラ皮下注シリンジ：￥32485
アクテムラ皮下注オートインジェクター：￥32608
トルツ皮下注シリンジ：￥148952
トルツ皮下注オートインジェクター：￥148952
ヒュミラ皮下注80mgシリンジ：￥122397
ヒュミラ皮下注80mgペン：￥117390

高けー。壊さないように箱のまま渡しましょう。

ちなみにうちの妻も箱入りで嫁いできました。