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ペニシリンアレルギーのピロリ菌除菌に何使う?
公開. 更新. 投稿者:消化性潰瘍/逆流性食道炎.この記事は約1分18秒で読めます.
2,926 ビュー. カテゴリ:ペニシリンアレルギーとピロリ菌除菌
ペニシリンアレルギーだという患者が、「ピロリ菌除菌したいんだけど、何か使える薬ある?」と聞いてきた。
2018年8月現在、ピロリ菌の除菌に用いられるパック製剤は、
ランサップ400・800(販売終了 経過措置2019年3月予定):成分(タケプロンカプセル、アモリンカプセル、クラリス錠)
ランピオン(販売終了 経過措置2019年3月予定):成分(タケプロンカプセル、アモリンカプセル、フラジール錠)
ラベキュア400・800:成分(パリエット錠、サワシリン錠、クラリス錠)
ラベファイン:成分(パリエット錠、サワシリン錠、フラジール錠)
ボノサップ400・800:成分(タケキャブ、アモリンカプセル、クラリス錠)
ボノビオン:成分(タケキャブ、アモリンカプセル、フラジール錠)
というラインナップです。
しかしペニシリンアレルギーの患者に除菌療法をする場合(実際に見たことは無いが)アモキシシリンがネックになる。
こららの除菌療法には、いずれもアモキシシリンが含まれるが、ペニシリン系抗菌薬に対して過敏症の既往がある患者に、同薬は原則禁忌である。
そのためガイドラインでは、ペニシリンアレルギー患者のピロリ菌除菌療法として、ペニシリン系抗菌薬を含まないレジメンを推奨している。
ペニシリンアレルギー患者の推奨レジメン
(A)PPI+クラリスロマイシン200mgまたは400mg+メトロニダゾール250mg
(B)PPI+シラフロキサシン水和物100mg+メトロニダゾール250mg
(C)PPI+ミノサイクリン塩酸塩250mg+メトロニダゾール250mg
※いずれも1日2回、7日間投与する。
ただし、いずれも保険適用外であり、自費診療となる。
そこまでしてピロリ菌除菌しなくていいかな。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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